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結婚指輪にイェーイと刻印するまでの物語

よい夫婦の日なので結婚指輪を買った日のことを書きます。

結婚にまつわるあれこれ(両家顔合わせ、結納、結納返し、婚約指輪、婚約指輪のお返し、結婚指輪、結婚式etc…)は、やるかやらないか、やるならどういう形でやるか、決めごとの連続だ。

私たち夫婦はあまりこだわりがない方だと思うけど、「なんとなく」の選択が好きではない、と思う。気分が上がる、とか親が喜ぶ、とか何らかの意味付けをしたい。結婚指輪に関してもそうでした。

休日、車でブライダルジュエリーのお店に向かった。お昼前に着き、気になっていたブランドの指輪を試着させてもらう。実物をみると印象が違ったり、可愛いけど自分には似合っていないなどあり、初めて買う高価な指輪なので即決できなかった。

朝から何も食べていなかったので、「休憩がてら一度ご飯を食べに行きたい。また戻ってきます」と店員さんに伝えた。しかしのらりくらりとかわされお店を出ることができなかった。気が変わって戻ってこないと困る、ということなんだろう。

なけなしの集中力をかき集めて、来店前から気になっていたこちらに決定。

ORECCHIO公式より

指輪の内側に入れる刻印はどうしますか?と聞かれたが、何も考えていなかったしもうHPはゼロだったので、例をみせてもらい、それらしい文字でお願いした。そのあともダイヤの品質説明、サイズ計測、ローンの審査などなどの諸手続きがあり、お店を出たのは夕方だった。

店員さんに盛大にお見送りをされながら、ダッシュでご飯屋さんに向かった。今日初めての食事にありつき、満足(腹)感とともに帰路につく。
「個性的だけど信頼できる店員さんだったね」
「これからローン生活だね」
「指輪って現金で買う人が多いらしいよ」
「うっそ。みんな金もってんなあ」
「婚約指輪のお返しは時計でいいの?」
「この時計が気になってる」
……🚗……
「指輪の刻印さ…なんか…もっといいのありそう」
「思った!変えてもらう?」
「間に合うかな?何にする?」
「”イェーイ”は?」
「いいかも。うん、"イェーイ”だね」
すぐにお店に電話をする。
「あの、刻印を変更したいんですけどできますかね?」
「大丈夫ですよ。何にされますか?」
「”イェーイ”にしたいんですけど…」
「………イェーイ?」
「はい、スペルは”YEEEEAH”で。」
「Eが4つのイェーイですか?」
「はい、それでお願いします!」
その指輪がこちら。

おわかりいただけるだろうか…

大満足。

私たちを象徴する言葉でこれ以上のものはない気がする。そもそも指輪はなくていいよね、という夫婦も増えている中、結婚指輪、婚約指輪、お返しの時計も買おうぜ!と考えるなんてイェーイな奴らでしかない。(めっちゃお金ないのに)

これは結婚式で撮影したおしゃ写真

自分たちを象徴する言葉がイェーイって、理解されないかもな、と冷静になると思う。でも夫も私もそう思ったんだよね。同じ感覚なんだよね。あと約50年、他人には理解されなくてもイェーイな夫婦でいられたらいいな。

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