#10 デジタルメモを瞬時にとって1発で整理する、超速の知識管理 - 【前半戦】
※ 以下、音声配信のトランスクリプト(文字起こしコンテンツ)です。
とにかく明るいしくじり先生やまけんがお届けする【人生後半戦のハーフタイム】にようこそ!
今回は【デジタルメモを瞬時にとって1発で整理する、超速の知識管理 - 前半戦】をお届けします。
その前半戦ということですが、今回は特に音声と文字の関係についてお話をしていきます。毎日の音声配信から大きな気づきがありました。
人の音声やアイデアはすぐに消えてしまう
どういうことかというと、音声には文字にない感情や共感という、より近いものを感じるものがあります。温かみがあるということでしょうか。もちろん、stand.fmやVoicyなど音声配信のプラットフォームを使えば、音声配信はアーカイブに残りますので、後からいつでも聞くことができます。
この声というものは、実際に人間の声では発声したあと、すぐに消えてしまって記憶に残るか残らないかという、非常に消えてしまう、そういった淡いものであるということが言えるかもしれません。しかし、この声の文化声の影響力というものが非常に、大きな力となっていくという期待感は持っています。
声は見えませんし、消えてしまいます。そして、大切な気づき、アイディア、それからそういった記憶などに同じように淡く消えてしまうという特徴があります。
例えば、自分の経験ではボーっとしている時、何か、大きな気づき、アイディアが突然浮かんでくることがあります。よくあるのはシャワーやお風呂で何か凄いアイディアが浮かぶ。「これはすごいぞ!」と思って、それを記録することができませんので、着替えまして階段を上がって机に座った途端、もうその時には忘れてしまっている。こういったことをこれまでにも何度も経験してきています。
毎日、学びや気づきがたくさんありますが、それらは記憶されることもなく、記憶の縁からこぼれ落ちてしまっているという状態です。これはものすごい無駄だと言えます。これをどうしたら上手く記録して使うことができるのか。そんなことをいつも考えています。
音声、アイディア、メモ、そういったものを記録して整理して行くにはどうしたらいいのか。この点について、今回は考えてみました。
「アイデアのつくり方」と竹内均氏の考えたこと
ここで私の気づきなのですが、ある本を読んでいました。これは、「アイディアのつくり方」という本で、ジェイムズ・ヤングというアメリカの広告宣伝業界にいた重鎮のかたが書いた本です。
わずか100ページの本ですけれども、このタイトルのとおり、アイディアというものをどうやって作るのかということについて、非常に多くのことが学べる本です。おすすめの本ですので、一度お読みいただくことをおすすめします。
この本に竹内均氏、この方は2004年に亡くなられておりますが、私が若かった頃にはよくテレビに解説者として登場していました。東京大学の名誉教授だった方で、地球物理学者の方でした。(科学雑誌『Newton』初代編集長)この方が、このアイディアの作り方という本に解説を寄せています。
そこのところで武内氏が言っていたことに非常に、大きな気づきがあったんですね。それはどういうことかというと、竹内氏は280冊もの本を出版していたんですが、そのほとんどの本をテープに録音して書いていたというんですね。
自分のアイデアや思考を音声で記録する
当時、80年代ぐらいからはテープレコーダーというものが随分と普及していました。テープレコーダーに録音をして、専属のアシスタントがいらっしゃって文字起こしをしていたということのようですね。
その後、ワープロができたので、その文字起こしも随分とスピードが上がったというふうに言われています。まあ、その前は原稿用紙にアシスタントが手書きで書いていたんでしょうね。
これは海外ではまあこういうの文化というのは、海外ではPodcastなど、どんどんと進んでいて、日本はその後を追うようにして音声配信というものが進んできています。海外では、このようなことっていうのはよくあった話です。
これは、ディクテーションと呼ばれ、学者や大学の教授が論文を書く時、あるいは、大企業の経営者たちが文書を書く時に、テープに録音をして、それをアシスタントや秘書がタイプで文字に起こしていました。
私自身、海外の会計事務所を勤めていた経験がありますので、そういったことっていうのは見聞きしていましたし、自分自身もやったこともあったんですが、当時は非常に苦手でした。
でここで言いたいのは、声を使えばアイディアは簡単にメモや記録に残すことができる。そしてそれを整理することができるんだということです。
これまでは、紙のメモに取るっていうことで、手帳やカードをこう持ち歩いて書くということが多かったんですけれども、今ここまでAIとか技術が進歩してきて、声というものはどんどんと使えるもの、アイディアを記録するときに仕えるものとして登場してきているということです。
Stand.fmやVoicyが出てきた時に、スマホからも音声配信ができる。簡単に音声配信ができるというのを売りにしていました。同時に、例えばAlexaであれ、Siriであれ、あるいはGoogleの検索であれ、文字を入力することなく音声で入力をして検索をする、あるいは、いろんな指示をするということができるようになってきたというのは、皆さんよくご存じのところだと思います。
この音声というものが、書くというものと非常に近い存在になってきている、ということなんですね。
音声の記録が本になる!
先ほどの竹内教授は一日に10枚の原稿用紙分を録音する。これは4,000字分ですけれども、一日4000字書くことができれば、280冊の方を書くことはたやすいという風に言っています。もし、音声配信をする人が、一日に10分程度の音声配信をするということであれば、実際に私が「10分でどれくらいの文字になっているのか」というのを調べてみたところ、大体、(私の音声配信のペースで)3,600字前後です。
従って、4000字の文字でしたら12分程度もあれば書けるということです。11分前後でしょうかね。であれば、4,000の文字を書けることになります。
ですので、これまで音声配信をもう何10回、何100回とされている方がたくさんいらっしゃいますが、これを文字に起こして必要な箇所をまとめていけば、本を作ることもできるわけです。
はい、ということで思いついたこと、アイディアというものは簡単に音声から文字に起こして記録することができる。そういった書くことと話すことは、隣同士にあるんだということを私は気付きました。これには非常に、大きな可能性があると言えます。
はい、本日の音声配信はここまでです。
【後半戦】では、この音声からメモを取って、それをどのように管理して処理をして、そしてアウトプットまでつなげていくのか。例えばそれは本であるかもしれませんし、あるいはブログの記事かもしれませんし、あるいは研究論文かもしれません。
どのようにしたら効率的に整理して処理してアウトプットまでつなげられるのか、そのような点をお話をして行きたいと思います。
とにかく明るいしくじり先生やまけんがお届けした【人生後半戦のハーフタイム】でした。
それでは、次回の配信後半戦をお楽しみに。
#11 デジタルメモを瞬時に取って、一発で整理する超速の知識管理【後半戦】はこちらから
追伸:
ちなみに、人気のKindle本は8万字前後、文庫本や実用書は10万から12万字が目安と言われます。
であれば、毎日の10分の音声収録が20本から30本程度あれば、それを骨組みとして本をまとめることができるということになります。
もちろん、本にできる内容の配信であることが前提ですが、仕組みとして十分に可能なものと言えそうです。
AIの技術を使った無料や安価な文字起こしサービス
今回の音声配信には登場しませんでしたが、「#6 音声配信の裏技: 音声を文字にして何十倍もの価値を引き出す」で、無料や安価で簡単に使える日本語文字起こしサービスを紹介しています。
ぜひ、活用してみてください。
「#6 音声配信の裏技: 音声を文字にして何十倍もの価値を引き出す」
【お知らせとお願い】 - 突撃インタビューを誰にする?
この後から、この音声配信チャンネルの大きな目的でもあるインタビューが始まります。実際にインタビューをするその段になって気後れし始めているのですが、やっと重い腰を上げました。
どうせやるなら大きなイベントもありかなと思い、一念発起です。何か、大きなことをこの後考えています。
インタビューのテーマは、
急成長する音声配信で、今起こっている変化とは
音声市場が収益を何倍にもする実例とその具体的方法
音声市場に広告のお金が集まる中、どう収益化するか
の3点です。
あなただったらどんな人のインタビュー対談を聞いてみたいですか?また、何を聞いて欲しいですか?
それは、音声配信のトップかもしれませんし、人気のパーソナリティかもしれません。あるいは、売り出し中のあの人かもしれません。
ぜひこの人という人を教えてください。この音声配信へのコメントかTwitterのDMでも結構です。是非とも宜しくお願いします。
とにかく明るいしくじり先生の【人生後半戦のハーフタイム】でした。
それでは次回の配信をお楽しみに。
お知らせ
この記事は音声配信プラットフォームのstand.fmで配信している第2回配信の音声コンテンツの内容を記事にしたものです。
やまけんの【人生後半戦のハーフタイム】は、パーソナリティ: 【とにかく明るいしくじり先生】 やまけん」が、脛(すね)に傷を負いながらも人生の後半戦にチャレンジします。
このハーフタイムでは、音声配信などを活用して、先端を走る先駆者たちを切込隊長として突撃インタビューしながら、その成功と失敗の裏側から見えてきた気づきや秘話を持ち帰りリスナーに公開します。
この後から、どのような展開が始まるのか、その予告編としてその第一回目の放送を是非お聞きください。
この配信にもあるように、やまけんは人生の後半戦を戦う人たちを応援していきます。
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