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星野道夫「悠久の時を旅する」

星野道夫さんの写真展へ行った。
写真とか本は知ってはいたけれど、作品に触れたことはなかった。
寒さに耐えながらはじめての東京都写真美術館へ。

一枚一枚の写真と星野さんの言葉を丁寧に鑑賞した。それだけ時を忘れて没入出来る展覧会でした。

自然と動物と人間に誠心誠意向き合い撮影された写真は美しかった。
人間も動物も自然も一番そのものたちの存在が輝いている瞬間が切り取られていた。

「自然は2種類あって、普段生活する中で目にする自然。遠い国の果てにある実際に目にすることはない自然。」

普段見ている朝陽に照らされた緑や穏やかに揺れる川面。どんな色の空の日にも大きく羽ばたく鳥たち...
そんな日常生活の中で触れるわずかな自然が好きだし、愛おしい。
たまに都会の喧騒を抜けて旅行に行ったときに見る自然に感動する。
こんなサイクルのなかで僕は生きている。

遠い遠いところにある自然の存在はたまに思い出して、憧れて、映像なんか見たりして...
今回星野さんの写真展を見たことによって、出会ったことのない広大な自然をより意識できるようになった。

それはとても素敵で切ない感触だ。
目を閉じれば感じられる。ゴーッと吹雪く大地の映像を。

#星野道夫  #悠久の時を旅する #写真展 #日記

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