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思いの丈
自分の事をずっと責め続けて、認めてあげられないからこそ、今そばにいる俺が認めてあげたい。
そう素直に思えたこと?が、惚れたきっかけかもしれないなあ。
今も隣で、ぐおーぐおーといびきをかきながら寝ている貴女に、いつもお疲れ様と声をかけるときまって何もしてないよと寂しそうに答える貴女に、どうしていつも何でもしてくれるの?とちょっと口角を上げながら聞いてくる貴女に、その言葉に付いてくる一つ一つの表情にずっと惚れ続けています。
周りから見れば、いや主観的に見ても、事を急いでいるかもしれない。
ありふれている言葉かもしれないけど、今じゃなきゃいけない気がしたんです。
この機会を失ったら、どこかに行ってしまいそうな気がして。
繋ぎ止めておく手段が、夫婦になることしか思い浮かばなかった自分が情けないけど、それでもありがとうと伝えてくれる貴女にこれから幾度となく救われると思います。
これから選択しないといけない事が出てきて、その度に沢山間違えると思います。
だけどこの選択だけは、振り返った時にやっぱあの時だったよね、って2人で笑い合えるように。
めっちゃくちゃバカでどうしようもないほど小さい夢だけど、いつか自分たちに子供が出来て、その子供が大きくなって、親父とお袋はどこで出会ったの?なんて聞かれた時に、まるで武勇伝を語るかのように少し得意げに出会ってから結婚するまでの話を聞かせてやりたいんです。
誰かを不幸にしてしまった事実は変えられないけど、それはもう背負うしかない運命だと思います。
後悔はしていません。絶対に忘れられないけど。
隣にいて欲しい人を選んで、隣にいたいと答えてくれて。
まだまだ何も始まっていないけど、それだけでもう十分充たされるものはあります。
いつもありがとう、と礼を言うのはこっちです。
見ようともしなかった景色を見せてくれてありがとう。
夫婦共々、これからも末永く。ね。
大切な貴女に送る1つの日記でした。
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