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それにしても冷たい手だな。緊張してるんだな。

水曜日。春分の日でお休みでしたね。
私はとある作品の劇場入場特典の為に朝イチで映画館に行ってきました。

会社から催促されている件、そろそろ本気でやばいな、と思って片方だけ今日済ませました。偉いなあ!もう片方の件も済ませる為に、まずはボールペン買ってこような!

記事のタイトルは大好きだった野球漫画「おおきく振りかぶって」から捕手・阿部くんの台詞です。
公立高校の弱小野球部のお話なんですが、運動部なんてとんと関わりがなかったタイプの顧問の先生が自分なりに色々調べて、部員達のメンタル面を鍛えてくれるんです。いい人…教師の鏡!

原作一式は実家に置いてきてしまったのでうろ覚えなんですが、ここぞという大一番に最大限リラックスして挑めることがパフォーマンスをあげることに繋がる。だから、意識的にリラックスできるようになろう!という教え。
その訓練の一環として、練習前に部員全員で手を繋いで円になって座り、瞑想の時間を行う姿が印象的でした。

手を繋いでみて、相手の指先が冷たかったり強張ったりしていると緊張している証。自分の体温を分けてあげましょう。逆に、自分の手が冷たいと感じられたら、相手からの温度を受け取りましょう。部員全員でリラックスの気持ちを分け合いましょう。
…といった訓練だったはず。重ねて言います、全てうろ覚えです。

投手としての才能に恵まれながら自己肯定感が低く、引っ込み思案でネガティブな三橋くんと、口も態度も悪いが、三橋くんの才能にいち早く気づいた捕手の阿部くん。
記事タイトルの一文は阿部くんが三橋くんの手を握った時の感想です。

スポーツの世界は勝ち負けという結果に重きが置かれるシビアな世界。子どもながらに理不尽な目に遭い、壁にぶつかり傷ついた2人がお互いの「精一杯 頑張ってる」姿を認め合いながら成長していく、優しい世界感が大好きでした。

なんで今この作品のこの場面を思い出したかって、私が希死念慮にかられる時、確かに明らかに体温が下がるなということに気付いたからです。
高校球児のキラキラなお話に自分の薄暗い現状を重ねてしまって申し訳ない…。ほんとうに…。
ここまで読んでくださった皆さんもこんなオチでびっくりですよね!せめて笑うていってくださいね!

いや、でも西浦高校のみんなと過ごした時間があったからこそ、私は今、生きる為の舵取りができるよ。ありがとう。
取り敢えず、今日は暖かい湯船に浸かって、ふかふかの布団でゆっくり寝ます。

かつて西浦高校の学生だったみなさん!作中の描写に関して間違っているところがあったら教えてください!別に気にしないぜ!という方は何番推しだったか教えてくれよな!

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