見出し画像

遂に薬に手を出した

やっと診断書を会社に提出してきました。
月曜日から休職扱いです。

我ながら律儀なもので、社長とお話しする時間をいただいて直接渡してきました。
いや、主たる原因である先輩がいない間に全て済ませたんだから律儀なわけないか。

一応ここまで育ててくれた恩も感謝もあるし、彼女の仕事への意欲も経歴も尊敬してる。年度末の忙しい時期に迷惑をかけてしまう申し訳なさも痛い程感じてる。
この辺りの先輩への気持ち、本人不在でも言葉に詰まってしまってうまく伝えられなかったな。

私と先輩が担う業務に関して、社長は全くの門外漢だから、「精神疾患を理由に休職する社員」に対して耳障りのいい事を言ってるだけなんだろうけど、私が楽しみにしていた仕事を「来年がまたあるよ、任せるよ」と言ってくれたのは素直に嬉しかった。
まぁ、これも彼が勝手に言ってるだけで実際にどうするのかの決定権を持っているのは別の、現場の人間なんだけれど。

そんな感じで予想していた程、傷つけられるような言動はされなかったな、と思うけれど、やっぱり無傷で復職できるような職場ではないな、と端々で感じられる面談でした。
折角、魅力的だと思える業界で働けていたのにね。私、結局それを全部手放すんだね。
ほんの少しの幸せでさえ手にいれることができないなら、生まれてこなければよかった。

面談中、絶対に取り乱したくないな、と思って大声で泣きながら向精神薬を飲んでみたのにダメでした。面談中も泣いたし、帰りの電車でも泣いたし、帰ってきてからは床に倒れ込んだまま号泣して動けなかった。
自分が楽しい!と思える方にちょっとずつ進んできたのに、それすらも全て台無しにしてしまう自分が情けなくて。

身体は元気なのに、病んだ精神のせいで眠れない、食べられない。無意識に自分の身体を死に導いているんだと思うと本当に無意味で勿体無いことをしているな、と思う。
薬を飲んでさえ人間らしい生活ができないのなら、もういっそこの身体は誰かに明け渡してあげたい。

大好きな作品である「トイ•ストーリー」シリーズのアンディの台詞が頭に浮かぶ。

「みんなのこと、大事にしてくれるって約束してくれるかな?僕の宝物なんだ」

私の身体、私のせいでもう薬まみれのボロボロだけど。私は私のこと、宝物なんて一度も思ったことないけれど。それでも大事にしてくれるって約束してくれるなら、その人に今すぐあげたい。私の精神はその場で消えるよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?