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インスタ運用に大事なUGCについて

こんにちは!株式会社FinT代表の おおつきです!

このnoteでは、企業様のインスタ運用でだいじなTipsを不定期でご紹介しています。今回は、UGCという、SNSマーケティングの中でもとっても大事なキーワードについてお話できればと思います。

そもそもUGCとは?


UGCという言葉をご存知でしょうか?
SNSマーケターの方はすでにご存知の内容かもしれませんが、ここではUGCについて基本的なところからお話していきます。

UGCとは「User Generated Content」の略で、 いわゆる「口コミ」投稿のことを指しています。

・商材をインスタ上で紹介する時、撮影する角度、一緒に映り込むグッズ、場所など、大まかな画の構図が決まっているもの
・インスタのトレンドを踏まえている
・数値としても伸びやすい投稿

上記を主にUGCとして指しています。
ブランドなどの企業アカウントがUGC投稿を発信している時 、そのような伸びる構図を、企業自身も率先して投稿・周知していることが大切になってきます。
理由はあとで詳しく説明できればと思いますが、「真似しやすい」コンテンツを自ら生み出すことによって、インスタ上でブランドを流行らせる役割が企業アカウントにはあるからです。

昨今のSNSマーケティングでは、特にブランドのアカウントの場合、このUGC施策がどんどん注目されるようになってきています。

なぜ今UGCが重要なのか?


なぜ今UGCが重要なのでしょうか。
あくまでも、これはわたしの考えになりますが、SNSの出現によって広告のパラダイムシフトが起ってきていると個人的には思います。
従来のマス広告に対する、ある種の警戒感がつよくなってきていると感じています。
特にインスタグラムでは、近年のステマ(ステルスマーケティング)や、ある期間に突然増加するような不審なタイアップ広告が出現したことにより、ユーザーは投稿の信憑性といったことをものすごく敏感に感じとるようになってきていました。投稿やアカウントを総合的に見て判断するユーザーの目が、肥えてきているんですね。

実際、去年の秋ごろからインスタグラム側もタイアップの投稿には必ず#prを明記するよう規定を設けており、タイアップ広告に対するも厳しくなってきています。

そんな、マス広告や企業からのいかにもな広告の投稿に違和感を感じるユーザーが、次に参考にするのが、まさにUGC(口コミ)であり、こんなデータも出ているようです。

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つまり、企業の大々的な広告より、知人の何気ない純粋な口コミの方が、今はユーザーの信頼を勝ち得ているということになります。

実はUGCが直接購買に繋がるケースはここ最近増えており、企業が直接発信するよりも、年々第三者の口コミの方が訴求力は強くなっているなと感じます。


近年変化しつつあるUGC


そんなわけで、現場感を言うと、最近ではただUGCを増やすだけではなく、UGCの中身まで、とてもシビアに吟味されるようになってきていると感じます。
つまり、「この投稿は、本当に信頼できるものか?」といったことを、とても慎重に吟味しているということです。


例えば、投稿した本人が本当に本気でおすすめしているか?とか、
同じ写真を使いまわしてないか?とか
みょうに最近やたらと見かけるアイテムだな?などなど...。

UGCは、量から質へとシフトしてきています。
しかし、多くの場合、このようなUGC施策ではいかに口コミ量を確保するかに重点がおかれており、インフルエンサーに対する商材サンプリングの一斉のバラ撒きなど、まだまだ口コミ量を重視する施策が目立つように感じています。
ですが、先ほども書いたように、投稿に関してprではないかを判断する、鋭い目を持つユーザーが増えていることにより、現在の口コミの良し悪しを決めているのは実はその量ではなく、むしろ質なのです。
この UGCの質=信頼性の高い投稿
をしっかりと担保しなければ、商品とユーザーはマッチせず、マッチしない人には購入までにはつながらないことになるのです。

より良いUGCを獲得するために

では、より質の高いUGCをたくさん獲得するために、どのようにすべきか。

それは、「インスタで流行っているコンテンツを把握し、インスタだけで伸びるような構図、ハッシュタグの抽出に努めること」です。

ここで大事なのは、こういったUGC投稿は「ある程度仕掛けられる」ということなんです。

つまり、ユーザーが、商品を買って写真を投稿する心理的ハードルを下げるよう、企業アカウントがある程度アシストすることは可能なのです。
そのような、投稿へのハードルを下げるのが、インスタでよく伸びるような「親近感」や「真似のしやすさ」だと考えています。

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引用:https://www.instagram.com/p/CMBWzxnBoBq/?igshid=1qbx9rxthkaan   

たとえば、この無印良品の投稿などは、ブランドのアイテムを見せつつも
真似しやすいような、一人暮らしのワンルームの部屋のインテリアコーディネートを提案しています。
ユーザーにとっては、無印良品のアイテムを使った部屋の作り方の参考にもなりますし、実際このように部屋の端からワンルーム全体を撮影する構図は、すでにインスタグラムのインテリア系ユーザーにおいては馴染みのあるものであり、無印良品はそれを踏まえた投稿をしていると言えます。

また、こちらのセブンイレブンの投稿は、まさに今トレンドの文字入れコンテンツを取り入れていれていたり、コーヒーカップやピンクの皿から、なんとなく家でのおやつの時間を想起させる、#おうち時間 のような雰囲気を感じさせます。

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引用:https://www.instagram.com/p/CL-0szdl5Qq/?igshid=1h46giogunu7n

SNSの中で真似のしあいっこで新しいカルチャーが生まれていくような事柄を、meme(ミーム)と言うのですが、memeが特に生まれやすいインスタにおいては、「一眼レフ×立派なスタジオセットの背景」といったプロ感を出すよりも、場合によっては「スマホ×一般人の自室が背景」といったシチュエーションの方が往々にして伸びる傾向にあります。
そちらの方が、投稿をみたユーザーが真似しやすいからです。
この場合ステマなどは含みません。あくまでも、紹介する本人が純粋な気持ちで投稿してくださるような例を指します。

FinTがつよみとしているのは、まさにこの「インスタだけのトレンド、伸びやすい構図をおさえつつ、真似されやすい投稿を作っていくこと」だと考えています。
質の高いUGCを生み出すには、まずはブランドや企業アカウントが、インスタのコンテンツのトレンドにのっとりながら、お手本となる投稿や世界観を訴求することが大切です。


真似しやすいコンテンツを作ることは、インスタにおけるトレンドを生み出す上でかなり重要な要素になってきます。
弊社の場合、インスタのトレンドに精通したメンバーが、直接目で見て確認しながらインフルエンサーのピックアップや写真構図の選定を行うことで、UGC投稿の質を担保しています。

このUGCに関して、今度もっと踏み込んだ内容をご説明するウェビナーを開催します。
もしよろしければこちらもご参加ください!


インプットをたくさんさせていただきます!!