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地域で楽しく過ごすためのゼミ 第0回

おおたま温泉の学校の一企画として「地域で楽しく過ごすためのゼミ」を開講する事にしました。
※おおたま温泉の学校とは、福島県大玉村の温泉宿の一角を学校に見立てて、様々な学びや交流の場を提供しようとする試みです。

〈ゼミの開催の理由〉

地方創生という言葉が騒がれ始めて随分と久しくなりましたが、結局の所、何をしたらいいかもハッキリはせず、その正体は非常につかみにくい物のように思います。

このゼミでは「地域でたのしく過ごす」をキーワードにして、「地方創生、地域おこしとは何ぞや」ということを参加者の全員で学び、考え、話すなかで、各自の中で具体的な形に落とし込んでいくことを目的としています。

〈なぜゼミなのか〉

地域を変えていこうと考える中で、以下の3つの要素が必要であると感じました。

①勉強する機会
社会人として働き始めると、どうしても勉強する機会が減少してしまう。しかし地域おこしという題材に取り組むにあたっては、勉強が必要不可欠と考えられる。月に1回ゼミを開催することで、半強制的に勉強する機会が作り出せると考えました。

②考え方や知識を共有できる人
何かことを起こそうにも、一人でできることはたかが知れています。仲間の存在が必要不可欠です。そういったとき、自分と同じ知識や考え方を持っている仲間がいると、チームとして非常に動きやすいです。ゼミで知識や考え方を共有することで、一緒に動きやすい仲間を作るきっかけにできると考えました。

③異質なモノとの遭遇
勉強は一人でもできます。しかし、一人でできることには限界があります。たとえ同じ本を読んでも、持っている知識や考え方で読み取れる情報も大きく変わります。同じ本を題材にして、他人と意見交換するだけでも大きな発見があったりします。ゼミという形式は、一人では不可能な学びを手っ取り早く得ることが出来ると考えました。

〈勉強の必要性は?〉

知識や考え方というのは、世界をより細かくみるための虫眼鏡の様なものです。虫眼鏡がなくても普段の生活に支障が出ることはほぼありません。しかし目の前にあるものを、より正確に捉えようとするのならば、虫眼鏡は必須です。

勉強とは世界をとらえるための虫眼鏡を手に入れる行為です。

ただ、日常生活で常に虫眼鏡を身に着けている人はいません。我々は、肉眼で見る事と虫眼鏡で見る事を使い分けることが出来ます。知識や考え方という虫眼鏡を多く持っているに越した事はありませんが、真に重要なのは、持っている虫眼鏡をいつ使うべきかが理解できるという事であるように思います。

このゼミの裏のテーマは「すぐ使えるものは、すぐ使えなくなる。すぐには使えないようなものは、長く使える。」です。まだ、ゼミは始まったばかり。とりあえず気長にやっていこと思います。

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