これから支援員として働く人へ。僕が特別支援教育支援員になって読んだ本
はじめに この記事はこんな人のため
・就学した(する)子どもの発達が気になる人
・特別支援教育の支援員として働くことになったけど、何読めばいい?という人
・支援員の役割を知りたい先生、親御さん
書いている僕の、支援員としてのこれまで
支援員として、約1年半働いた。
なりたての頃の僕の思いはこちら↓
僕の場合だが、採用が決まってからの課題は特に与えられなかった。
つまり、自分で学ぶしかなかった。
中学生という、今まではほとんど接点のない人との関わり方
そして発達障害(疑い)のある生徒へ、どんな支援をどのようにすればいいのか?不安と焦りが大きかった。
読んだ本のことをあてはめるでもなく、関わり方のヒントとして沢山活用させてもらった。
同じような思いをもつ全国の支援員の皆さん、そして就学中のお子さまを育てる親御さんの参考になれば嬉しい。
入門編 教育委員会から出されている無料で手に入るもの
①特別支援教育支援員のためのサポートマニュアルby茨城県教育委員会
支援員の役割、心構え、子どもとの関わり方、具体的な支援などがまとまっています。20ページほどですので、サクッと読めるし、読み返しやすいです。
さらに詳しく学びたい人に…と紹介されていたのが↓
②学級担任と特別支援教育支援員の応援サポートブック[改訂版]
個人的には、学校組織としての位置づけなどを俯瞰して知るためにはこちらの方が分かりやすい気がします。
僕のように学校での勤務経験もない人は、こちらを読むのもあり。量的には50ページを超えます。
番外
調べていたら、大館市のHPもpdf置いてくれてます。秋田すごいぞ。
書籍編
特別支援が必要な子を包み込む“仲間づくりゲーム”50選―発達障害児の集団適応力を伸ばすエクササイズ
熱意ある教師が書かれた本です。
主に
・集団でかかわる「楽しさ」・ルールを学ぶ
・言葉に注目してコミュニケーションを増やす
・語彙を増やし、想像力を高める
・身体のイメージ・調整力・バランス力を高める
・集中力・記憶力・巧緻性を高める
・他者への理解や関わりを作る
ために、学校の休み時間にでもできる遊びが紹介されています。
決定権を誤解する子、理由を言えない子―発達障害がある子に誤解をもたせない育て方のポイント
STさんが書かれた本です。
「決定権」を「誤解」とは、
決めることができることとそうでないことを体得できてない状態かなと。
つまり、授業中は勝手に歩かない(忘れ物があったらいつでもとりに行っていいという誤解)みたいなものです。
前提が違うので、親含め、子どもと関わる人で対立しやすく、イライラしやすい原因の一つだなぁと実感。
理由を言えない子というのも、「なぜそんな行動をしたのか」自分で説明できない、できたとしても、理論だってなかったり、あまりにも自己中心的な理由だったり…
「イライラしたから殴った・壊した」も、理由を説明し行動する成長段階の途中という解釈になります。
発達障害どうこうでなく、育児をする立場として非常にためになりました。
遊んでいるうちに手先が器用になる!発達障害の子の指遊び・手遊び・腕遊び 感覚統合をいかし、適応力を育てよう3
作業療法士さんが書かれているシリーズの一つ。
指先の不器用さから、色々自尊心やチャレンジする気持ちを削られている子どももいるなぁと感じています。
このシリーズには
・具体的に何すればいいのか
・身体(運動と感覚)がコミュニケーションや適応にどう影響しているのか
が分かりやすくまとまっていると思います。
おわりに
いかがでしたか?1mmでも参考になれば幸いです。^^最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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