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一路一想 #19

【「本当の自然」が意味するものは】

○○の自然、大自然が残る●●、の文脈によく登場する「自然」って何なのだろうか?ということを投げ掛けたのが中西さんの この投稿です。

植物が目の前にたくさんあることが自然。

周囲に人工物が何も無いことが自然。

人間の匂いが全くしないことが自然。

これは全て「環境」の視点で、人間が、自然をこうだと捉えているということでしょうか。

「概念」としての自然はどこにあるのか、ということなのだろうと思いました。

ここからは僕の考えです。

僕は、人間の視点を取り除く=自然、とする見方をしません。

動植物があって、人間がいて、人間の環境があって、それ以外の環境もあって…それら全部まとめてある状態を自然と考えています。

地球の上にある営み全部が「自然」なのではないかと。

探すものでもなければ、つくるものでもなく。

「美しい」ものをきめてしまうと、「美しくない」ものが出てきてしまうように、「自然」というものをきめようとするから「不自然」を考えてしまうのではないでしょうか。

自然というものは、いまこの瞬間、どこにでもあるものです。

その光景を一つ一つ、丁寧に掬い取っていくのが写真を撮るということなのだと思います。

秋盛りの小径を
踏みしめて進む
見上げて

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