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22年12月2日 その5578『逢坂誠二の徒然日記』(7275)

日の出前の空、雲が広がっていますが、それほど厚いものではなく、所々、雲が切れ、黒い空が見えます。気温6度で昨朝よりも寒さを感じます。日中は14度で晴れる見込みです。一方、道内の朝は氷点下、日中も零度に届かない真冬日のところもあります。

1)デジタル民主主義
昨日、党のデジタル政策PTで兵庫県加古川市のデジタルツールを利用した市民参加について報告を受けました。

加古川市は「Decidim(デシディム)」というオンラインツールを利用しています。Decidimはバルセロナやヘルシンキなどで利用され、多様な市民の意見を集め、議論を集約し、政策に結びつけていくための機能を有しています。加古川市ではこのツールを利用して、これまでに幾つかの市民参加を実施しています。その結果、評価すべき点・改善すべき点として以下の整理が行われています。

(評価すべき点)
*今まで参加に繋がらなかった層からの声を聞こことができつつある
*参加して発信すると、レスポンスがもらえるので発信しがいがある
*コメントやいいねによって「聞いてもらえている」という感覚が芽生える
*職員のモチベーションの向上
*行政・市民の課題共有と協働のまちづくりへの参画

(改善すべき点)
*情報発信し続ける職員文化の醸成
*行政に対する無謬性
*参加者のモチベーションの維持
*参加者の対する参加メリットの明確化

最後に以下のようにまとめられています。
「Decidimを導入するだけでは真のデジタル市民協働はできない」

私は、インターネットが普及する前から、オンラインでの住民参加を色々と試してきました。その取り組みも40 年近くになります。オンライン参加を可能にするツールの進化は目覚ましいと感ずる一方で、相変わらず使い勝手が悪いとも思っています。

またツールの良し悪しは別にして、基本はやはり行政の姿勢です。徹底した情報公開と説明責任を果たすこと、これが基本姿勢です。この姿勢が不十分な中で、リアルであろうが、オンラインであろうが参加を行なっても意味がありません。デジタル民主主義について、さらに思いを深めてみます。


さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。

===2022.12.2===

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