50 カブトガニ型メカローバー シキガミ ~ アニメ「モンタナジョーンズ」に登場した「メカローバー」を紹介するエッセイ

<登場メカ>

カブトガニ型メカローバー シキガミ

<登場回>

第50話 日本へ! 嘆きの戦士・義経の財宝

<舞台>

日本 平泉・中尊寺

<お宝>

源義経の黄金の鎧兜

<解説>

 舞台はいよいよ日本です。

 リアルタイムで見ていたとき、「日本には来るのかな~」と悶々としていただけに、予告で見たときは本当にうれしかったものです。

 お宝は源義経の黄金の鎧兜です。

 メカローバーはカブトガニ型、日本の固有種ですから、ナイスチョイスであると言えましょう。

 名前のシキガミは日本人にはおなじみ、陰陽師が使役するとされるあれですね。

 無難なネーミングかもしれませんが、いいところをついているのではないでしょうか。

   *

 見た目は赤っぽしいカブトガニです。

 水中も泳げますし、空中を飛ぶこともできます。

 動力はいったいなんやねんというレベルのオーバーテクノロジーです。

 普通にホバリングとかもしてますし。

 スリムとスラムがそれぞれ搭乗する、サブ機がついています。

 ミサイルを発射したり、放水も可能です。

 デザインも機能性も文句なしでしょう。

 スタッフのやる気満々な様子が目に浮かぶようです。

   *

 ギルト博士からの指令で日本へ向かうモンタナとアルフレッド。

 特にアルフレッドは「神秘の国」だと興奮気味です。

 いっぽう、ゼロ卿一味もシキガミで登場に上陸。

 ゼロ卿も歌舞伎調で命令するなど、興奮している様子です。

   *

 銀座でメリッサと落ち合うモンタナとアルフレッド。

 着物も似合いますね。

 スリムとスラムが登場しますが、スリムのほうはお団子に誘惑されている様子。

 主人公勢とすったもんだしたのち、一同は目当てである中尊寺へと飛びます。

   *

 森の中で少年の僧侶クロウ(CV:日髙のり子さん)に出会う一行。

 お寺まで案内してくれることに。

 彼の名前は源九郎判官義経から来ているのでしょう。

 これも粋なはからいと言えます。

 そんなこんなでクロウの力を借り、お宝探しの流れに。

   *

 義経の財宝は大木の根元に眠っているとのこと。

 そこへゼロ卿が乱入し、シキガミの放水で根っこをおおっている土を洗い流してしまいます。

 なんというバチ当たり!

 まんまと黄金の鎧兜を発見しますが、罠が作動し、刀が雨あられよろしく降り注いできます。

 どさくさで財宝を奪取したモンタナたちはケティで逃走。

 当然ゼロ卿たちもシキガミで追いかけてきます。

 あわや主人公勢は追いつめられますが、モンタナの機転で兜に朝日が反射し、目のくらんでしまうニトロ博士。

 シキガミはコントロールを失い、木に激突してリタイアとなります。

 う~ん、面白かった(汗)

 日本が舞台とあっては、スタッフ一同も奮起されたでしょうし、実際にそれが伝わる名回となっております。

 これは文句なしでしょう。

 ところでこのエッセイも残すところあと2回となりました。

 すなわちメカローバーはあと2体ということですね。

 終わりが見えたのはある種の解放感があるものの、いっぽうでなんだかさびしいです。

 予定ではこのまま2回投稿し、最後に総括として1話挿入できればと考えております。

 ここまでつきあってくださり、本当にありがとうございます。

 もうしばし、お楽しみください。

 それでは今回は失礼いたします。

 次回のメカは「最強のネズミ」として知られるやつです。

 ではでは。

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