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51 ビーバー型メカローバー ウィッシュプーシュ ~ アニメ「モンタナジョーンズ」に登場した「メカローバー」を紹介するエッセイ

<登場メカ>

ビーバー型メカローバー ウィッシュプーシュ

<登場回>

第50話 ミシシッピの大いなる遺産

<舞台>

アメリカ ミシシッピ川

<お宝>

ホープウェル・インディアンの守護神・ヒヌンの宝

<解説>

 舞台はアメリカのミシシッピ川流域です。

 メカローバーはビーバー型、この地域に生息している有名な生物ですから、妥当な選択と言えるでしょう。

 「ウィッシュプーシュ」はインディアンの神話に登場する怪物の名前なんだとか。

 ビーバーと言えばやはり、なんでもかじる強力な歯が特徴ですね。

 メカローバーのものも相当なパワーがあるようで、大木ですらなぎ倒して前へ進みます。

 がたいはでかいですが、なにせビーバーなので、どこかかわいらしいです。

   *

 モンタナとアルフレッドは客人を迎えるため、港に到着した大型客船までやってきています。

 ホープウェル・インディアンの族長の娘・ケネウ(CV:白石文子さん)に会い、彼女がたずさえているキーアイテムを受け取るためです。

 しかし木製のコンテナの中で、スリムとスラムもそれを狙っています。

 例によってというか、帽子をまぶかにかぶったメリッサを、ケネウと勘違いしてしまいます。

 コンテナをブチ破ってウィッシュプーシュ登場!

 メリッサが手にしているアタッシェケースにかじりつきます。

 なかなか手を離さないので、振り回してゼロ卿の車にバトンタッチ。

 ニトロ博士の運転で、まんまと逃げおおせてしまいます。

 あとに続くウィッシュプーシュも、モンタナたちをまくため、ごていねいに後部のブースターから煙幕を放出します。

 モンタナとアルフレッドも勘違いしているため、あわててケティで追おうとしますが、本物のケネウが急いで乗り込み、「あんた誰?」の流れに。

 もはやテンプレなパターンですが、このアニメの登場人物は確認をおこたるのが得意なようです(汗)

   *

 さらわれたのがメリッサだとは気がついていない二人。

 そのままケネウを連れてアガサおばさんの店へ。

 なんと、ギルト博士からの指令のレコードを、チャダが勝手に再生しています。

 ゼロ卿にだまされていたんですね。

 いや、気づけよ。

 どうすれば間違うんだ?

 やはり確認をおこたる連中が多すぎます(汗)

 そんなこんなで、チャダの記憶を頼りにする流れに。

 ミシシッピ川流域で貿易のネットワークを築いていた、ホープウェル・インディアンの守護神・ヒヌンの財宝を守れとのこと。

 「トグロを巻いたヘビ」の中に隠されており、そのありかを示す地図は、ケネウが持っていたというわけです。

 サンダリング・イーグル、現地の言葉でワコンダ、すなわちケネウの血筋に伝承するもののようです。

 ヘラクレスの回で登場した「モツヌイのマヌタラ」クラスの暗号ですね(汗)

 日本語でお願いします(コラ!)

 ここでケネウの口から、さらわれたのがメリッサであることを知ります(いまさら?)

 一行は急ぎ、ミシシッピへ向かうことに。

 モンタナはガソリン代のていで、アガサおばさんのヘソクリをちゃっかりくすねていきます(主人公なのに……)

   *

 ミシシッピ川流域に着水したものの、湿地帯であるため、ケティが沈みこんでしまいます。

 なんとか泥の上を歩いていくと、なんと、沼の中心に捕らわれたメリッサが。

 やはりというか、ゼロ卿のしかけた罠でした。

 一同はビーバーの巣を模した落とし穴の底に落下してしまいます。

 地図をよこせと脅迫するゼロ卿。

 機転を利かせたケネウが、メリッサのコートから顔を出していたスカーフを、彼に手渡します。

 モンタナたちを助けず、とっととお宝探しに向かってしまいました。

   *

 スラムがメーカーのロゴに気づき、やっと偽物をつかまされたことを知るゼロ卿。

 だから確認しろっつーの。

 その間にモンタナたちは罠を抜け出し、ケティで離陸しようとします。

 ゼロ卿一味はウィッシュプーシュで追撃。

 なんとか飛空に成功しますが、ここに第二の罠が。

 ケティのボディに鎖がくくりつけられており、そのもういっぽうは大木に固定されていたのです。

 次回に最終回を迎えるという段階で、やっとこの程度の知恵を働かせたゼロ卿(汗)

 やはり、ポンコツです。

 操作を奪われたケティにダメ押しとばかり、ウィッシュプーシュは両サイドについている地対空ミサイルを発射します。

 これはなかなかえげつない!

 あわやピンチというところですが、ミサイルが思ったとおりに当たらず、ゼロ卿はイラつきます。

 彼の指示したタイミングでニトロ博士が発射すると、あれれ、鎖に当たってそれを破壊し、ケティは自由の身に。

 うん、バカですね(汗)

 またまた主人公勢を追いかける流れになります。

   *

 上空から「トグロを巻いたヘビ」、すなわち「ヘビ塚」を発見した一行。

 その奥にインディアンのテントを発見し、ついにお宝にたどりつきます。

 ヒヌンの宝とは、ホープウェル・インディアンが貿易で得た財宝でした。

 どさくさに紛れてケネウを拉致ったゼロ卿は、それらを「ケチくさい」と断じます。

 むむっ、これは許せん侮辱ですぞ(むかむか)

 お宝を強奪し、ケネウをさらったまま逃走を図ります。

 ここでスリムが罠を発動させ、地面の亀裂を越えようとすると、矢が発射される状態になってしまいます。

 ゼロ卿たちは逃げおおせますが、モンタナたち三人は動けなくなってしまいます。

 しかし、ケネウの残した言葉を頼りに、テントの中から「盾」を見つけ、なんとかこれを攻略します。

 るんるんで財宝を愛でているゼロ卿のもとへ、怒り心頭のモンタナが登場!

 ケネウはすきをつき、スリムをだまくらかしてお宝を取り返し、メカローバーからの脱出に成功します。

 今回で一番まともなのは彼女ですね(汗)

 この調子なら将来も大丈夫でしょう。

 財宝の詰められた袋を二つも手にした状態で、すいすいと立ち泳ぎをするケネウ(って、ええっ!?)

 なんというチートキャラでしょう。

 現実だろうが異世界だろうが、軽く無双できそうです(汗)

 ケティに乗り込み、当然ウィッシュプーシュが追いかけてきます。

 しかしケティは飛び立ち、メカローバーは滝に落っこちそうに。

 歯型のロケットアンカーを発射して木に食らいつきますが、ポコッと抜けてさようなら。

 これも毎度のパターンですが、どこか憎めないのがニトロ博士です。

 「入れ歯」みたいでなんだかかわいい感じでした。

 今回も読んでくださってありがとうございます。

 次回はいよいよ最終回です。

 紆余曲折ありましたが、ここまで連載を続けてこられたのは、ひとえに読んでくださる方があってのことです。

 予定どおりならその最終回を投稿し、最後にあとがきに寄せることができればと思います。

 よろしければ最後までおつきあいください。

 それでは失礼いたします。

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