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オープリントはサイトやアプリの作りが整頓されているので迷うことなくスムーズに操作できました【ネット印刷サービス、オープリント】

どんな小さな出来事も独自の視点と想像力でオリジナルのイラストに

海外クリエイターの作品かと思うような日本人離れした感覚が持ち味のマエダハルナさん。生後間もなく1年間過ごしたフロリダや、幼少期から数回訪れた海外で、見たものや聴いたものが、大いにその感性に影響を与えているようです。お話を伺ってみると色使いやタッチのみならず日常の捉え方も個性的ですが、決してひとりよがりではなく共感できるものばかり。そんなマエダハルナさんのイラストへの思いや人気のグッズなどをご紹介します。

■プロダクトからイラストへ転向。今ではイラストを描くことが日常に

―イラストを描き始めたきっかけはどういったものだったのでしょうか

「高校は理系で、大学はデザイン学部だったのですが、当初はプロダクト(工業)デザインに興味がありました。ですからイラストは専門ではありませんでした。でも大学時代の仲間は絵を描く人が多く、その中の友人が私のイラストを見て“独特だからLINEスタンプでも作ってみたら?”と言ってくれました。

そこで思い切って作ってみたら評判が良く、自分の描いているイラストに対する気持ちや感覚が少し変わりました」。

―自分では気が付かなかった魅力が引き出されたという感じですね。仕事にしようと思うまでの流れはどのようなものだったのでしょうか

「イラストをSNS(Instagram)に出したことがきっかけとなって似顔絵の依頼などがどんどん増えていって。誰かを描くとその人がSNSで紹介してくれて、そこからまた広がるという、正に“SNS”という感じです。最終的には約600人ほど描きました。
そこからイラストを描くことが日常になっていきましたね。

その後、お店や企業、YouTuberの方などから少しずつ依頼が入るようになって、次第にイラスト1本でやっていきたいと思うようになりました。就職はしましたが、最初からフリーになるための勉強ということで考えていましたので、1年社会を経験してから独立し、今に至ります」。

■描く喜び、出会いの喜び

―イラストレーターになって、特にこういう時が楽しいというのはどんな時ですか

「大きく2つあるのですが、まずは絵を描いている時です。その中でも色を付けている時が一番楽しいと感じています。自分の好きな色というより、乗せた時に心地いいと感じる色を見つけることや違う色にした時に新たな発見があることとか。

しっくりくる色がハマったときの感覚はたまりません。色が素敵と言われると、拘っている部分なのでとても嬉しいです。

もう1つは描き終えたあとのことになります。

ギャラリーやイベントで展示販売をした際、お客様の生の声が聞ける瞬間が何よりも嬉しいです。直接の交流はとても楽しいですし、出会える人の幅が広がりました。自分がイラストを描いていなければ出会うことのなかった人と繋がれることが幸せです」。

―積極的に展示や販売をされているようですね

「友人との展示やグループ展などを経験した後、2021年8月にはお声がけいただいた阪急うめだのポップアップストアに出店しました。

その2ヶ月後、10月には阪急のポップアップストアで知り合ったクリエイターの友人と2人で福岡ポップアップストアを開催しました。

そして、2022年の1月末には再度阪急うめだのポップアップストアに1週間出店することが決まっています。さらに3月末にはフリーになって1年、初の個展を開催する予定です。活動のフィールドはこれ以外にInstagram・個人・企業・コラボ案件・オンラインストアといったものがあります」。

■オープリントで新しいグッズ制作にチャレンジ中

―今までもさまざまなグッズを制作販売されていますが、今回オープリントを使ってみた感想を教えてください

「初めて使うアプリは最初少し戸惑うこともあるのですが、オープリントはサイトやアプリの作りが整頓されているので迷うことなくスムーズに操作できました。実は初回は少し急いで作りたかったので、わかりやすくて助けられました。

グッズの種類や紙質も豊富で、色々なものを作りたい時に1箇所で全部間に合うというのもいいと思いました。ロット数の制約もなくて1点から注文できるというのも良いですね。

気軽に試せるし1度作ってみたら質も良かったので他のものも色々作って試しました。ステッカーはD I Y式、シート、単体のものなど数種類作っています。他にはカレンダー、ミラーです。最新作がカレンダーになります」。

―すでにヘビーユーザーといった感じですね!オープリントで作ったグッズのクオリティについて聞かせてください

「印刷でとても重要なのが色の乗りです。色が鈍くなってしまうと私のイラストのイメージが変わってしまうのでとても気になるところです。でも色の乗りも良くてイメージ通りに作ることができました。

質感の違いを確かめたくて光沢とマットの両方を作ってみたのですが、どちらも満足いく出来ばえで嬉しかったです。

最新作のカレンダーは作って本当によかったです。届いた時に感動しました。しっかりした紙で、色の乗りも良く、高級感があります。

デザインはPC(Illustrator)で作っているのですが、そのイメージと変わらず、想像を超えた仕上がりでした」。

―人気があるグッズとそのイラストが生み出されたきっかけを教えてください

「ポップアップでの評判が特に良かったもののひとつが証明写真を模したイラストのステッカーです。

証明写真は、海外旅行に必要なパスポートや受験の時など人生の中で何回か撮る機会があると思うのですが、撮影ブースの中にあるダメな例の写真があまりにも変だなと思ったのがきっかけとなっています。

こんな人いないよ!こんな髪型できないでしょ?と突っ込みたくなってしまって。笑

それで良い例と悪い例を自分なりに描いてみたら面白いんじゃないかと思いました。

証明写真としての既存のルールも入れているのですが、“洋服を脱がない”や“ジュースを飲まない”など、オリジナルのくだらないルールも入れて作ってみました。

このイラストは私自身もとても気に入っており、シールにしていろんなところに貼ったらさらに面白いなと思ってグッズにしました。

買ってくださる方もとても多くて、“こういうのみんなも好きなんだなぁ”と思ったらすごく嬉しくて。

このようにグッズ化するのは特にコンセプトが気に入っていたり、色の構成がグッズ向きであったりするものが多いです。インスタで反響が大きいものだと喜んでもらえる気がしてそこからも選びます」。

■頭の中はいつも想像で溢れている。イラストで表現された一捻りあるストーリー

―マエダハルナさんのイラストはどんなところからインスピレーションを得て、どう仕上げられていくでしょうか

「日常のふとした時に発想することが多いです。かわいいものより、ちょっとおかしいとか、ん?と思うようなものなどに反応します。

私は一人で何かを考えることが多いのですが、それを言葉にするのがあまり得意ではありません。でも、自分が頭の中で想像したことを、言葉じゃなくてイラスト作品にすることで伝えています。

発想はちょっとしたことから。そこにストーリー性や意味を加えていくのが楽しいです。イラストにするのは日常で見た景色や出来事に自分のテイスト(キャラ)を当てはめていくことの方が多いのですが、こういう絵を描きたいな、というのが先に出てくることもあります。

例えばスケボーしている少年を描きたいなと思って描いたものもあります。夕方の放課後、スケボー仲間とスケボーしている少年。一見、普通の少年なのですが、バレリーナの彼女の練習が終わるのを待っている、そんなストーリーです」。

―色や顔立ちに特徴がありますが拘っているのはどんなところでしょうか

「ありがたいことに一目でマエダハルナとわかるイラストだと言ってもらえています。目に関して言うと、この目は笑っていても変わることはありません。

ですから目はこのままで、口や眉毛など他のパーツで表情を変化させています。少し口の角度を変えるだけでかなり変わるので、自分が納得できる表情になるまで調整しています。色味も同じ。一旦付けてからバランスを見ていきます。彩度や明度の組み合わせでダサくなったり、チープな印象になったりしてしまうので。

私のイラストは幼少期に過ごした海外での生活や小さな頃から海外旅行に行っていたということが大きく影響していると思っています。デザインや色など目にするものもそうですし、音楽など耳に入るものも海外のものが多かったので。

でも好きな色というのは特になくて、デザインに合うか、組み合わせ的に良いかといった部分の方が重要です。また、季節によって気分も変わってくるので、その時の自分の気持ちが色に反映されているような気がして面白いです」。

■独特な感性から生まれる“不思議”が魅力

これからも日常でインスピレーションを受けたものを作品にしていくこと、あえて着目されていない小さな部分、意外なものなど、そういったところから発想を得て広げていき共感されるものを作っていきたい、というマエダハルナさん。

出版社や音楽関係、アパレルとのコラボ、またショートムービーなども勉強してフィールドの幅をさらに広げていきたいとのこと。

そして、海外での展示もいつか開催できることを夢見ているそうです。

独特な世界観から生まれる “不思議な面白さ”を探し出し、ストーリーを広げていく感性はきっとこれからもたくさんの人の心を掴んでいくことでしょう。

マエダハルナ(LU22)プロフィール

東京都在住 24歳 イラストレーター

高校は理系、建築や雑貨など立体系のデザインに興味を持つ。大学ではプロダクトデザインを学んでいたが、趣味や息抜きで描いているうちイラストにのめりこむ。
卒業後、Kaikai Kiki Co.,Ltd.に入社し1年後独立、現在はフリーで活動。


HP https://1997lu22.site/
Instagram https://www.instagram.com/1997lu22/
今回使用したサービス
オープリント(オープリント)
・ミラー
・ステッカー
・カード
・カレンダー


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