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ゴジラの展示を見に行った

ゴジラの展示イベントがやっていたので先日見に行ってきた。これまでのゴジラシリーズを振り返りながら特撮の技術を解説していくような内容で、実際に使われた小道具や資料などもたくさんあって面白い。

実際に触ることができる「ゴジラの皮膚」もあった。着ぐるみの一部なのか再現したものなのかは知らないが、ゴジラに触れるなんてめったにない機会である。「やさしくなでてみよう」という小動物ふれあいコーナー的な注意書きに従ってそっとなでてみると、概ね想像通りのごつごつしたゴムっぽい感触だった。もし食用にするのであれば、長ネギやショウガと一緒にかなり長時間煮込まないと食べられなさそうだ。少々癖はあるが好きな人は好きな味で、焼酎に合う。最近は調理技術の向上により食べやすく仕上げられたものも出てきているが、「それはなんか違うんだよなあ」と玉袋筋太郎氏は語る。そんな感じの触り心地であった。

キングギドラの頭部も三つ並んで展示されていた。僕が子供の頃映画館で観た初めてのゴジラ映画がたしか91年公開の『ゴジラVSキングギドラ』で、メカキングギドラのかっこよさに痺れた記憶がある。メカキングギドラは、色々あって(昼の情報番組の夫をかっこよく変身させる企画に参加したのだったか)半分くらいメカになったキングギドラである。元々子供は半分くらいメカなものに目がないものだが、ただでさえかっこいいキングギドラが半分メカになってしまったのだからもう大変。僕は興奮のあまり全種類の体液をドバドバ放出しながら白目を剥いて狂喜したものだ。そんな状態の子供が何人もいたため、上映後の映画館は各種体液が混ざり合ってくるぶしまで浸かるほどの状態になっていたが、そんなこともあろうかと長靴を履いてきていた僕は事なきを得たのである。

展示を見ていると、昔あったことやなかったことが次々に思い出されて面白い。ビオランテのフィギュアの触手の先に赤トンボが止まって秋の始まりを感じたこととか。それもなかったことだけど。

あと、『シン・ゴジラ』の公開からもう7年経とうとしているのに驚いた。ついこの間観たような気がするのにもう7年て!「ダレノガレ明美」を1年で1文字ずつ書いていくとしたら書き終わる年だぞ(スタートから1年で1文字目を書き始めるとする)!本当に時の流れは早い。

最後に物販コーナーがあった。展示を見てテンションが上がっているので、どうしよう、いらないものまで買いすぎちゃうかも!という精神状態だったのだが、Tシャツ1枚しか欲しいものがなくて全然問題なかった。

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