オレンジ色色々
近所のコインパーキングの仕切りの線が塗り直されていた。驚くほど鮮やかなオレンジ色だ。僕は鮮やかなオレンジ色を「ゼットンの顔の真ん中の部分」と例えるのが好きなのだが、それよりも鮮やかな印象である。鮮やかすぎてちょっと落ち着かないくらいだ。もう少し時間が経って色褪せたくらいがちょうどいい気がする。何がちょうどいいのかはわからないが。
キンモクセイの花が咲いていた。甘いいい香りがする。キンモクセイは昨今いろいろな人の気持ちを背負わされ過ぎている感があるが、実際のところどうなのだろうか。「お前らの“あの頃”に対するエモーションなんて知ったこっちゃねぇんだよ!」と荒れる夜もあるのではないだろうか。ほどほどにしてあげてほしい。
そういえばキンモクセイの花も駐車場の線と同じくオレンジ色だが、鮮やかすぎないいい具合のトーンのオレンジだった。きっと塗りたてではないのだろう。
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