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なんだかんだ言ってやっぱり見ちゃうオリンピックの不思議。

突然ですが、鞍馬ってどうですか?

20歳の新鋭が金メダルを貰いましたね。
昨日の夜、体操競技が始まって、彼の床と鞍馬を見たあたりで白い天使の忠告にしたがって寝室に移動したんだけど、何となくその時「あー今回はこの子に風が吹いてるなあ」って思ったので、朝起きて確認した時意外でも何でもなくて、やっぱりなあって感じだった。

いやそれはいいとして「鞍馬」っていう競技ってどうやって生まれたんだろうと、ふと疑問を持ってしまった。

なんだか足をピンと伸ばしてフリフリクリクリして、確かに両手で体と足を支えて遠心力に耐えながら振り回すなんて、素人さんにはできるはずもないし、リビングの床ですらあの体制は出来ない。
ちょっとやってみた。足なんか浮かせられるわけもなかった。1ミリも。

どれどれ「鞍馬」って漢字で調べたら京都のお寺が出てきた。
あーーー「くらま」ね。そうか、確かにくらまって読む。くらまやまね。

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脱線。体操競技のほうは「あん馬」って書いてあった。こっちが正解なのか?

あん馬(鞍馬、あんば)は、体操競技のあん馬種目で使用する体操器具の名称と、それを使った種目の名称。男子のみで行われている、2本の腕のみで体を支え、なおかつ止まらずに振動・回転するダイナミックな種目である。

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止まらずにって決まってるんだ。だからあんなにアタアタしてるように見えるのか。止まっちゃダメなんだ。なるほど。

あん馬の起源は跳馬と同じく古代ローマの兵士や若者たちによって行われていた乗馬練習のための木馬運動である。木馬運動のうち、とび乗り、とび降りの際のあしさばき、両手の支えの使い方を要素としたものが鞍馬運動である。

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古代ローマ。あー、想像できる。昼ごはん食べ終わった兵士達がやりそう。
なんか出来たら腕自慢っぽくも見えるし、馬がいつも近くにいるんだからそういう遊び考えそう。

体操競技の器具は動かないけど、お馬さんは動いちゃいそうだからそっちの方が難しそうだなあ。まあ、今と同じような技を繰り出してたかどうかわかんないけれど。

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本当だ。減点・禁止行為の中に「静止」って書いてある。それくらい止まる事がダメな事なんだ。それも「静止してはならない」って、ものすごくダメっぽい書き方だ。

いや正直見てて、なんとも面白い競技でかっこいいのかどうかはっきりわからなかったんだけど、古代ローマに始まって競技として技や決まりが整理されて今に至るわけだから、やっぱかっこいいんだ。

兵士たちがやいのやいの言いながら、馬の周りに集まってあーだこーだ自分達で開発した技を披露して楽しんでる感じを想像するとなんかいいね。
常時馬に乗る人って腹筋とかもすごそうだし、お尻とか足とかも引き締まってそうだものね。

ちょっと乗馬すると、内腿とかお尻とかが、筋肉痛になるものね。

納得のです。
鉄棒や床とかと比べると、どうやって見たらいいのかわかんなかったけど、今度見るときは 愛馬の鞍の上で楽しそうにはしゃいでる、古代ローマの兵士たちを想像しながら見ることにしよう。きっと風を感じられるはず。

あと、もう一つ気になるのはBMXね。
セメントなのか何なのかわかんないけれど、山みたいなのからグイーンと飛び上がってハンドルクルクルするでしょ?いや難しいのはわかるよ。

自転車乗ったまんま高い位置で前転みたいなのとか、後転みたいなのとか、それはすげーなって思うんだけど、ハンドルクルクルもやっぱ難しいんだよね。
解説の人がしきりに言ってたけど、マンションの3階分くらいの高さが出てるらしい。それ思うとわぉっとは思う。

重力に逆らってる時間内に、何回まわせるかっていうのがすごいんだよね。きっと。

奥深い。奥深すぎる。

スケートボードは、頭で考えると、足がボードに固定されていないのに、どうしてあんなに重力に逆らって足にくっつくように出来るんだろうと思ってしまう。
やってみたらコツがあるんだろうけど、まあ、出来る気がしない。

どの競技でも、見てるより実際にやる方が断然難しいんだろうな。
スケートボードで金メダルとった堀米くんなんか、ラストランのときユニフォームがめくれてみえてた腰の部分が、結構な範囲で真っ赤になってたもんね。
転んだ時、しこたまぶつけたんだろうなあ。
やれって言われて肘とか膝にプロテクターつけても、ちょっと怖い。

なんだかんだ言って、やっぱりオリンピックって見ちゃう。

トライアスロンの人たちって、お腹壊したりしないんだよね。
がんばれーーー。





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