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海は広いな大きいなあ。確かに大きい。地球で1番面責占めてるもんね。

昨日は海に行ってみた。バスに乗って。

海はどこでも綺麗でいいけど、たまにはそれこそ真っ青な海に行きたいな。
十分に元気な頃は、南の島に行ってボートから飛び込みまくってた。
潜っても浅瀬でも魚がたくさんいて楽しかった。
南の島に行くの好きだったなあ。
岩影に近づいて覗き込んだら、デッカい黄色いウツボが思いっきり口をガバって開けて向かってきて、水の中なのにでかい声で叫んでしまっていろんな意味で焦った。

こんな木があると、ちょっと南の島っぽい。

ああいうのって「ウツボだっ!」ってわかってても「海の中だっ!」ってわかってても叫んじゃうってところが、脳と目のタッグがうまく行ってないのか、危険を感じると何はともあれ叫んじゃうのかどっちなんだろう。
そういう状況に置かれた時、その行動が正しいのか間違ってるのかは別として、瞬発力は備わってる気がする。
鈍くはない 多分。

次の日ウツボを見つけた場所に、ホテルの朝ごはんのウインナーを持って行ったりした。仲良くなるには餌付けが1番。

その話をホテルの人に話したら、
「危ないからやめて下さい。本当に凶暴ですよ」って言われちゃった。
言わなきゃよかった。そこじゃないか。

ランカウイ島のホテルのヴィラに泊まって寝ていると、夜中なのにものすごく大きな音が聞こえてきた。
今はどうだかわからないけれど、固定電話で使うような電話機の、受話器があげっぱなしになってると、結構なボリュームでそれを教えてくれるシステムがあって、そうか、この島ではまだそういう感じなのねと思って、寝ぼけながらベッドサイドの受話器をガチャガチャいじってた。
それでもやっぱり聞こえる。
ゲッコウ、ゲッコウ、グワッコウ、グワッコウ、グエッコウ、グエッコウ、グエッコウ、グーーーーーッ、ゲーーーーーッ、コンチクショウ。
みたいな。

次の日の朝食の時、ホテルのスタッフにその話をしたら、さも面白そうに微笑んで、
「それは、ヴィラに住んでるトッケイゲッコウです。」と。
「えっ?何それ?ゲッコウ?」
「はい。お家の守り神ですよ」
と言う。
イヤイヤイヤ、で、そのゲッコウなるものの実体はなんなんだ。
「おっきなヤモリです」
くーーーーーーーーきたーーーーーーー☆
えっ!それ絶対好きなやつ。
嫌いな人には悪いけれど、カエルとかヤモリとか好き。
何それ可愛い。
「どんな風に聞こえましたか?」
って言うから、上で書いたように真似して見せた。
「ははははは、それは確実にゲッコウです。お上手ですねー」と。
まじかっ。他のスタッフもうんうん頷いて笑っている。
「今の鳴き方だと、7回鳴いてますね?」
もう一度頭の中で趣味レーションしてみる。
「はいっ!」
「ゲッコウの鳴き声を7回聞くと幸運が訪れると言われていますよ」
ワォっ!鳴いた、鳴いた。7回鳴いた!

その夜部屋に備え付けの懐中電灯を持ち出して、ヴィラの周りを一周した。
発見!いたいた。それもそのビジュアルの素敵なこと。
蛍光っぽい綺麗なブルーグリーンにオレンジのドットがある。
完璧!可愛すぎる。おまけに目がくりくりで口がでかい。
やられた、一発でトリコ。
そして、その日の夜も鳴いていた。うーーー可愛すぎる。
それではお待たせしました。こちらがその鳴き声です。

その後、日本に帰って早速おうちに迎え入れたのだが、前にも書いたと思うけれどご飯が生きてるコオロギさんだから(こんなのもネットで買えるってすごいよね)ガサガサとなかなかの感じ。
時々、足りなくなって季節がいい時は(餌の狩猟に)家の前のビーチの草むらで捕獲したりしてた。よく考えると怪しい奴だよな。

あー南の島に行きたい。のんびりしたい。

本当、この木があるとリゾートっぽい。

ということで、今週も南の島を夢見て頑張ろう。




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