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私が行く歯医者さんの歯科衛生士さんは、マイアミが好きらしい。


今日は、歯医者さんの日だったんだけど、ずっと担当してくれてる歯科衛生士さんは、海外旅行の話になって、アメリカならマイアミが好きらしい「弾けた街ですよね」といいながらフッと笑った。
この歯医者さんの居心地がいいのはこんな所にもあるのかもしれない。

それはそうと、こういう事書くのはすごく難しいのだけれど、いいとか悪いとかじゃなくて、本当にただの感覚の違いっていうか、そういう感じで読んでほしい。

大したことじゃないよ、相変わらず。

用事があって出かけて、そのついでにカフェに寄り道した。
お昼ちょっと前だったけれど席が空いていて、ラッキーな事に1人だったから座らせてもらえた。席に座るとすぐに「1階も2階も満席です」とお店の中でわかるように店員さんが声がけをしていた。

私が座った席の横には、大学生くらいの男性と女性が座っていて、机いっぱいに本とノートを広げて何かの勉強をしていた。

そのうち12時になって、お店の入り口にはウェイティングの列が出来てきた。
多分、近所でお仕事してる人が来てるみたいで、お財布とスマホを持っただけの人がたくさん。

こういう時思うんだけど、私はランチを食べるわけじゃなくてコーヒーだけだったから、なんだか落ち着かなくなってくる。
これは多分ランチを食べてたとしても、ランチの時間帯じゃなくても、同じ感じになる。
お店の人たちが「食べ終わったら、早く出てね」と言ってるわけでも、待ってる人たちが「早く食べろよ、お昼休みの時間内に食べなきゃいけないんだから」と言ってるわけでもないのに、焦ってくる。

誤解しないで欲しいんだが、これは私がそうなるっていうだけで、だからどうだって言ってるわけではない。どうしても、次の人が待ってたりすると、それを気にしない事ができない。ただそれだけの事。

でも、隣の学生っぽい2人は、全く気にならないのか、ずっと勉強している。
店員さんたちは、何度も「満席です、満席です」って繰り返してる。
どこで勉強しようとその人の勝手だし、もしかしたらお家とかで勉強できない理由があるのかもしれないし、勉強すること自体はいいことだろうし、ランチの時間だからって、ランチを食べる人を優先しなきゃいけない決まりはないし、お金を払ってその場所を利用しているんだから、どっちがどっちってこともないんだと思う。
その子達の周りの時間は、今までと変わらない様子で流れている。

どうして、そういう状況の中、私みたいになんだか落ち着かなくなる人がいたり、そういうのは気にしない人がいたりするんだろうなっていう素朴な疑問。

本当にどっちがどうっていうのではなくて、その差はなんだろうって思っただけ。

じゃあどうして私はそう思うんだろうと考えてみたけれど、単純に待ってる人がいるからとしか答えようがない。それが気になるからな訳で、その他に特に思い当たらない。そうまでして長居する理由もないから?かなあ。

コーヒーを飲みながらお持ち帰りのサンドイッチができるのを待って、店員さんがそれを席に持って来てくれたら、すぐに席を立った。
まあ、それ以上いても別にって感じだし。
でも、もしかして、誰も待ってない状態だったらもう少しゆっくり座っていたかもしれないとも思う。

面白いね。時間とお金の価値ってなんなんだろうって思った。
人によって違うから、いや、違うのか?どっちだろう。

みたいなことをぐるぐる考えながら、美味しそうなサンドイッチ片手にてくてく歩いて帰ってきた。

全然全くそんな風には見えないだろうし、私を知ってる人はそんな風に思わないと思うけれど、案外、気が小さいのかなあ。本当にそういうの苦手なんだよね。

仕事でカフェを使うとしても、ランチを食べないんだったらお昼時は避けるし、よっぽど席に余裕がなかったら、ずっとはそこで過ごせない。
なんか、気になるもんねやっぱり。
そういう時、相手があんまりそんなのを気にせずに座ってると「それじゃあ、そろそろ」と絶対こっちから言ってしまうもんね。

大学生っぽい子たちは今の子達で、私は古い感覚っていうだけなんだろうか。

以前、スタッフと出張に出掛けて、電車に乗らなくてはいけなくなった時、結構な満席だった。普通に立ってたら一緒に行った女の子が「オーナー、席が空きました!」と大きな声で言って、突然その席に自分のバックを投げた。
心底驚いた。時間が永遠に止まったかと思った。声も出なかった。
嬉しそうなその子の顔を見ても、どうしていいかわからなかった。
「ありがとう」なのか「何してるんだ」なのか。
私のためにと思ってそんな事してしてくれたんだろうかとも思ったけれど、百歩譲ってそうだとしても、どうしても理解できなかった。
これも深い意味ではなくて、とりあえず立派な教育を受けていると思われる経歴の子だ。あの時、あの子は本当にどういう気持ちでああいう事をしたんだろうと、今も時々思う。でも、あの時はなんだか聞けなかった。

そんな感じです。

写真のトゥイーティーのカップは、恐ろしいことに30年くらい使ってる気がする代物。さっきフト思ったので載せてあげた。
あんなに引っ越ししたのに・・・。






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