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オーバーヒートする前に上手にエンジンを切らなくちゃ。

3連休は雨だとなぜか勝手に思い込んでいたから、むっちゃいいお天気でなんだか得した気分だった。
たったそれだけで得した気分って安上がりなやつ。

美容室に行った。ショートだからイメチェンするっていっても限りがある気がしてた。今回はあんまりこうしたいっなってなかったから、おまかせにしてみた。
そうしたら前髪を揃えたいっていう。色もやりたい色があるっていう。
色々やりたい事あるんだーと思ったからまかせてみた。
美容師さんってすごいね。たいして長さもないのに、全然違ったイメージになった。へえ。自分では思いつかない髪型だったから鏡に映ると「誰?」って思う。
ってことはそれだけイメチェンしたってことなんだろう。
色もイギリスの男の子みたい。って言ってもみんなの中にあるそれぞれの「イギリスの男の子」っているだろうから、どういう想像になるかわからないけれど特別大切なことでもないから、それぞれで。

この間お父さんがおでんを作ってくれて「美味しかった♡」って言ったら、また作ってくれたらしく電話がかかってきた。おっきいお鍋ふたつにたんまり作ったらしい。嬉しそうだった。鰹節と昆布で出汁をとって、料理酒じゃなくて少し日本酒を入れると美味しくなるらしい。ふーん。
それは、それは、ありがたくいただかせていただこう。

今日もいいお天気だなあ。
後で散歩に行こう。

やることがいっぱいある気がするのに、特別何もない気もして気分が落ち着かない時ってある。
こういう時はなんにも考えないでボケーっとするのが1番なんじゃないかとも思う。子供の頃は何も考えてなくて、口をあけまでしないけれど、目の焦点があってないくらいボケーっとする瞬間があった気がする。
ああいう時間は脳の休憩時間だったんじゃないかと思う。
大人になるとああいうボケーっとって少なくなった気がする。
意識的にボケーっとしないとボケーっとならないっていうか、いつもいつもなんか考えてて、どうでもいいことでも気になったりして。

本を読んでても集中してるようで、脳みその別の場所で別のこと考えてたり、夜寝てる時も「あっ、そういえばあれってどうなってたっけ?」とか考えてる時がある。そういう時、いいアイデアがどこからか降ってきたような時は、寝ながら「おっ、それそれ、それでいいじゃん」って幸せな気分になって、起き抜けにそのアイデアを活かせたりもする。

夢は夢だと認識してみてるし、なんなら夢の方向性も良いように変えて見れたりするからそれはそれで楽しいんだけど、そういう時って半覚醒状態なんだろうか。
子供の頃からそうだから誰かにそのことを話すまで、みんな「今、夢見てます」ってわかって見てるんだと思ってた。
わかんなくて見てる人がいるっていう方がびくっりした。けど、羨ましかった。
全然「今、夢見てる」ってわからないなんて、それはそれで非現実的な経験や面白げな映画がタダで見れてるみたいでいいじゃ?って思わなくもない。
「いや、これは夢だから」ってわかってみてると、見ながら「どうしてこんな夢みてるんだろう?」とか「なんでこの人が出てくるんだろう?」とか色々考えながら見るから、夢の世界なのにしっかり現実味がある。

小学生の頃、先生の割には少し信頼できる人がいて、その人には自分では秘密にしてるっていうか、同級生とかに話したら変な顔をされる話とかをちょっとだけしたりしてた。
ちゃんと聞いてはくれるんだけど、そうしているうちに少しだけ困ったような悲しそうな、ちょっと同情したような目で「〇〇さんは、考えすぎる」と言われた。
その時のその人の目の感じを時々思い出す。
「考えすぎる」ってなんだろうと思った。
考えない事の方が難しいんじゃないかと思った。

先生は大人だから私が話す全部の話を理解して、答えも知ってると思っていた。
でも、違った。
それからは「当たり障りのない話」しか話さなくなった。小学生の脳みそで判断する「当たり障りのない話」
あれからずっと寂しい思いが続いてるのかもしれない。
どんな人でも、自分と違う人とは分かりあう事なんてできないんだって。
気分が上がらない時には「あーあ、それってなんだか寂しいなあ」って思う。
機嫌がいい時には「それって当たり前の事じゃん、別にかまわないさ」って思う。

口開けてボーッとしたっていいくらいの何も考えない時間を作ろう。
時々子供ってそんな顔してボケーっとしてるの見るもんね。
おいおい、どこに行ってんだよってくらい。
あれはきっと大切な時間なんだ。
オーバーヒートする前に、エンジンきってるんだ。きっと。

いいお天気だ。


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