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鳥の写真も撮ってみたいし、かっこよさげなカメラも欲しい。だけど、その前にやることがある気もする。

カメラが欲しい。今持ってるのをきちんと使えてもいないのに、もう、他のカメラが欲しくなったりしてる。
それには理由があって、あるカフェに行ったら「この近くで写した鳥たち」みたいな写真が飾ってあって、その中に「ルリビタキ」の写真があった。
「こんなご近所にもいるんだ!」って感動したから。ヒタキは見たことがあったけど、「ルリビタキ」は名前に瑠璃が入ってて青いっていうだけで、憧れの鳥。
でも待てよ、きっとこれは散歩の時に時々すれ違う、肩に担いだバスーカみたいなレンズを持ってるおじさんたちにしか撮れない写真なのではなかろうかと。
くーーーーーっ。

とすると、全部、一式買わなくちゃ撮れないんだろうなあ、あんな重そうなレンズ、三脚みたいなのもいるだろうし。(今のでさえ、ずっと持ってると手が疲れてくるというのに、カメラのためにダンベルを買おうとさえ思っている、昨今)

でも、他にも欲しいカメラもある。これは外見がかっこいいなあと思っているカメラで、レンズの取り替えが効かないタイプだから、0と3とかをふたつ持ってる人が羨ましい。でも2台持ちするとなるとカメラバックも買い替えなくちゃいけないし、2台とも首から下げるか?いやいや。でも果たして私にきちんと扱えて撮りたいように撮れるのだろうか?とも思って、じゃあ同じブランドのFPはどうだろう(それなら扱えるって誰が言ったんだ。)と悶々としている。

カメラ屋さんにいたおじさん。じゅやなくてチェシャ猫。

以前、カメラ屋さんに見に行った時、ちょっとその重さに怯みつつ欲しそうに見ていたら、チェシャ猫みたいな笑顔のおじさんがこれまたチェシャ猫みたいにどこからともなく現れて、「ご説明しましょうか?」と言った。でもその瞳の中に「素人さんには、それはちょっと面倒ですぜ、あっちの初心者入門機種のところに一緒に移動しちゃあ、いかがですぅ?」という鈍い光を見た。
「そうだよなあ、形とか名前の響きとかから入る世界じゃないんだろうなあ。これは私の悪い癖だ。」エド・シーランもそう言ってる。
「My bad Habits lead to you.」 この場合私のYouは衝動買い?それともカメラ自体?欲しいと思ったら我慢できないとこ?
でも、苦手なデザインのものを買ってもなあ。好き嫌いがはっきりしてるせいか、ダメなものはダメなんだよね。
それも細かいところ、性能とかにはなんら関係ないところ。
カメラの前面についてるロゴがほんの少し大きすぎて悪目立ちしてるとか(もちろん好きな人は好きだろうし、他者の好き嫌いになんら思うことはない)カメラ本体のサイズの縦と横の比率が受け付けないとか。あーーーーめんどくさい奴だ。

今のカメラの望遠限界。ちょっとボケてるし。

動物園に行っても、白くて長いレンズを持った人が、木の上の高くて遠いところにいるオラウータンを狙っていると、自分のカメラを持って横に立ち(横に立ちたい訳じゃなくて、その位置から写すのが一番オラウータンがよく撮れそうだから)オラウータンを写したいなあと思っても、なんだかレンズの大きさで負けてる気持ちになって、おじさんが撮り終わるのを待つ。結局、そういう時はオラウータンはあっち向いたり、木の影に隠れたり、やる気が失せてたりで、撮ってもSoSoな感じにしか撮れない。
そういう時、白くて長いレンズを持った人は、もちろん、私のこととか知ったことじゃないし、オラウータンのことしか考えていないんだろうことは承知しているけど、私の小さい心がいけないんだね。羨ましいんだね、きっと。おっきく写るであろうオラウータンが。

悶々とする初心者カメラマンは、とりあえずもう少し勉強してみようと思う。
そうして、カードを置いてもう一回カメラ屋さんに行ってみようと思う。
でも、チェシャ猫の囁きには負けないぞ。
ちゃんと自分で選ぶんだ!

ベランダの手すりにちょっと大きめの鳥さんがきて「かわいいなあ」と思ってほのぼのと眺めていた。洗濯物を干すときにベランダに出たら、さっき鳥さんがいたところにウ○チがあった。きっとその鳥さんの忘れ物だ。水で流そう。水に流そう。

世間ではゴールデンウィークの終盤が始まったらしい。そういうニュースを毎日流す国に生まれて良かった。?。


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