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たくさん走れるようになったら、新しい靴とウェアを買おう。

公園を散歩していると、ジョギングしている人が多いのだけれど、あれは初めから走れるのか、練習したらあんなに走れるようになるのかどっちなんだろうといつも思う。
私より10歳も下手したら20歳も上の人が軽々と走ってる。

学生の時は硬式テニス部と吹奏楽部に入っていた。高校生の時までだけど。
そのころは走らされてたような記憶があるけれど、あれは、若いから何もしなくてもすぐに走れたってことなんだろうか。
今はどうなのかわからないが、吹奏楽部っていうのも意外と体力勝負で、私の学校では毎日演奏の前に腹筋をさせられた。
それも昔風の両手を頭の後ろで組んで、膝を立てた足を他の人に持ってもらって上まで起きるタイプを50回。
別に何なくやっていた。
今は、同じ姿勢で肩甲骨を上げておへそを覗き込むところで一旦止めるみたいな腹筋はしているけれど、あの上まであげるタイプの腹筋って、今もおんなじ様にできるかなあ。
今度やってみよう。

ウォーキングしていると、イヤホンから聞こえてくる音楽によっては「颯爽と走りなよ、きっと気持ちいいよ」って葉っぱをかけてくる曲がある。
風を切って走れたら気持ちいいだろうなあ、と、ちょっとだけ、この一曲だけと走ってみる。
死ぬ。
心拍数が、150-160まで跳ね上がる。
やばい、ここで倒れたらものすごく誰かに迷惑かけそう。
ということで、1曲で体格の良すぎる犬みたいにゼイゼイ言って歩きに変える。
もうこの時はどんな曲がかかってても脳みそに酸素を送る方が先だ。

でも、心の中ではFBIのクラリス・スターリングのように、TARのリディア・ターのように「運動して当たり前ですよ、私たちは。体力勝負ですから」みたいに軽くさっと走りに行って、ただのルーティンなのよとこなしてみたいと思う。
まあ、FBIでも指揮者でもないんだけれど。なんか、走るのがルーティンなんてカッコいい。

いやマジで、練習したら走れるようになるのかなあ。
時々「ジョギングを始めたら気持ちよくて、走ってるうちに気がついたらホノルルマラソンに出てました」みたいな人もいるみたいだけど、マジで、そんな事できるんだろうか。

今のゼイゼイな感じだと、とてもそんな事できる気もしないし、想像すらできない。
私のレベルで言うと、1曲が2曲に増えるだけで「おーやった!」って気分になれそう。おっ、ということは、それでいいのか。
ホノルルマラソンのゴールも、2曲に増えた私のランも、結局は「おーやった!」でおんなじ事なんじゃない?
ここで巷に溢れてる「他人と比べなくていい。他人と比べる必要はないんだよ」理論をあてはめて、自分を褒めてみるっていうやり方で伸びを見せてみるか。

ランニング用のシューズとジョギング用のシューズって、何か違うのかなあ。
テニスシューズとバスケットシューズは明らかに違うから、違うんだろうか。

そう、ここでこんな事を気にしているのは、仕事の前になるとやたらとデスク周りの掃除をしたくなるのと同じ現象で、何か始める前にはそれに関係する新しいグッズとか欲しくなるっていう(違う?)なんだろうな、この感じ。

でも、新しい靴とかウェアとか買ったら、それだけでもう走ったも同然さ。

2曲連続で走れるようになったら、なんかご褒美買っちゃおう。いや、3曲まで我慢するか。大人だからな。

おまけに今日はまた天気がいいの。
ウォーキングには行こうと思ってるから、今日も1曲分だけ走ってみよう。
あっ、そうだ。この間走ってみた時プレイリストがしっくりこなかったから、作り直そう。
いやいや、大事だよ。
そういうやる気を助けてくれるものって。
音楽ってアガるもん。
映画「フローラとマックス」の「High Life 」は、もうもちろん入ってるけど☆


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