ありありとした現実感の不思議
胡蝶の夢という話がある。今現在は夢なのか現実なのか区別がつかないという話である。
実際には夢と現実ははっきりと区別がつく。「ありありとした」現実感が確かにあるからである。
考えてみれば不思議なもので、認識しているのは夢も現実も自分の脳内現象で変わりがないからである。
しかし「ありありとした」現実感というものは確かに存在する。固い机を触ると「固い」と感じ、柔らかい布団にふれると「柔らかい」と「ありあり」と感じるのである。脳内感覚のはずなのに。
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