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ナイーヴな「ナイーヴ」という使い方

最近様々な文章を読んでいて「〜という言い方はナイーヴすぎる」とか「〜は〜というナイーヴなことを言っている」という「ナイーヴ」を使った言い回しを目にすることが多くなった気がする。

「ナイーヴ」という言葉は「繊細な」とか「内向的な」とか「神経過敏な」というような意味だと思っていたが、英語の語感では「アホな」みたいな感じらしい。最近の日本での使われ方でも「アホな」みたいな言い換えが出来そうな使われ方をしているような気がする。

ではなぜ「ナイーヴ」を使って「アホな」という文脈を醸し出そうとする風潮になったのかが?

「アホな」と書くと直接的すぎるからだろう。それこそ「繊細な」表現を好むようになってきているのかもしれない。まさにナイーヴな「ナイーヴ」の使い方である。

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