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パノプティコンと現代サラリーマン

ミシェル・フーコーはパノプティコン(一望監視装置)という概念を提唱した。刑務所で円の中心に囚人監視塔があり、監視する人は囚人全員が監視できるのだが、囚人の側からは監視されているかどうかわからない。ただ監視されうることは確定しているわけで、常に緊張感にさらされる。

現代サラリーマンもパノプティコンに見守られた囚人と同じだ。個人の労働者のパソコンが監視されているからだ。

このパノプティコン状態はコロナ後に在宅ワークが拡大して一層強化されている気がする。

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