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ラオスの山奥の原始的な暮らしの話

ラオスに着いて、首都ビエンチャンから目的地のバンビエンまで5時間ほどかけてミニバンで行ったのだが、たまたま隣に座った、個人ツアーを仕事にしていて外国人旅行者をラオスの色々なところに案内しているというおっちゃんと車の中で話したことがありました。

彼はラオスのルアンパバーン郡の山奥出身で、若い頃に街に出てきて今では現代的な暮らしをしているのだそう。

生まれ育った村は電気もガスもない山奥で、時にはバッファローの群れが川に水浴びに来たりするような場所だったと話していてそれがとても興味深かったです。

その村には電気が無いので、陽が上がると起きて活動をし、陽が暮れると寝るというなんとも原始的な暮らしだったそうです。

ガスも電気もないのだが料理はどうしていたのかと聞くと、野菜を植えたり、鶏などの家畜を飼っているのでそれを調理して食べたそうです。もちろんガスも無いので、なんと豚にトウモロコシだけを餌として与えて丸々太らすと、その豚から取れる油はガソリンのように火が燃える性質のようで、それを使って調理をしていたそう。

その方は現代的な暮らしをしたかったので、若い時に街に移住したが、親族はまだそういった原始的な暮らしをしているのだそうです。


そして、強く言われた事が、安易にそういう部族的な人が住む場所へは行っては行けないという事でした。

この方は観光案内をしているので、村の人や興味本位で山奥に住む人達に会いに行く若者が行方不明になる話を何度も聞いているそうです。


怖もの見たさや、未開の地への好奇心などで山奥の部族に会いに行く人たちは多いと思うのだが、山奥に住む彼らからすれば、僕らは言葉の通じない変質者または侵略者なのです。

そしてそういう人達は常識や法律が通じないので、暴力的な解決策を取る事も多いし、もし旅行先が被害にあったとしてもその情報が被害者の家族などに伝わる事も無いのです。
ましてやどこでも通じる特殊な通信手段を持っているわけでも無いし。

もしそのような場所に興味がある方は、自分たちで行くのではなく、必ず街で情報収集をしたりガイドと一緒に行く等、かなり準備をして行く必要がありそうですね。

僕が話した彼のような人と一緒であれば、より安全にそのような村まで行けるかもしれません。

そして、何気ない会話からこういっためちゃくちゃ面白い話を聞けるのが旅の醍醐味なんですよね〜笑

片言の英語が分かれば、相手も同じようなものなので大体話は通じるので、英語も覚えておいた方がいいですよね。

以上、ラオスのおっちゃんに聞いた面白い話でした^ ^

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