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私が結婚相談所をやめた理由

何度かTwitterでも書いている通り私は36歳から本格的に二度目の婚活を始めた。その中でオンライン結婚相談所を一時期利用していたが、3ヶ月経たずに退会している。
結婚相談所でこのまま活動しても結婚できるイメージが全く持てなかったからだ。
ただ、登録してみたこと自体は良かったと思っている。どの活動スタイルが自分に合っているかなんて試してみないとわからないしね。このステップがなかったら今も婚活を続けていたかもしれない。

正直アラサーくらいまでは結婚相談所は ”最後の砦” だと思っていた。なんならお金を積んで登録すれば誰でも結婚できる場所だとさえ心のどこかで考えていたかもしれない。

20代の頃に仲の良かった女友達が結婚相談所に登録したという話を聞いた時は、普段から出会いがあるのになんでこんなに早く登録するのだろう?と思っていた。

彼女は早く結婚して子供が欲しいと言っていた。結婚相談所に説明を聞きに行った時にカウンセラーさんに「登録するなら若いうちに始めないと良い条件の男性とお見合い組めないですよ!」と言われて入会を決めたそうだ。

身近な人と気軽な恋愛を楽しんでいた私にとっては完全に ”他人ゴト” だった。

彼女は普段グレーや黒、ベージュ系のシンプルでカッコイイ洋服を好んで着ているタイプの女性だったがお見合いのためだけに明るい色のワンピースを買っていた。
それに口を開けば芸人並みのトークをぶちかましてくるキャラなのにお見合いではひたすらおとなしく愛想笑いをしていたようだ。

結局誰のことも好きになれず半年も経たずに退会していた。その時彼女はこう言っていた。

「数十万ドブに捨てた笑。けどいい勉強になったよ。」

私は数十万ドブに捨てる勇気がなかったのでもう尊敬しかなかった。

だけど、彼女はきっとそこで気付いたんだろうな。自分に合う男性がどんな人なのか。その後、友達が開いた飲み会で出会った男性とスピード婚して幸せそうだった。

私は往生際が悪くいつまでも「結婚相談所だけは…」と思ってスルーし続けていたが、35歳でマッチングアプリで出会った人と結婚して離婚した後はさすがにやり方を変えてみようとついに結婚相談所に登録した。

私の周りで一人だけ結婚相談所で出会って結婚した女性(当時39歳)がいたのでその方と同じところにしようと思った。

いざ始めてみると想像していた通り、相手から申し込みが来るのは基本的には10歳近く年上か、同年代だけど低収入かのどちらかがほとんどだ。
希望条件の男性とも少しはお見合いが組めたがなかなか厳しいものだった。

過去に8歳年上の男性と付き合ったことがあるが、それは自然に出会った人だったので何の抵抗もなく付き合っていたのと、”30代前半と30代後半” だったのでそれほど違和感がなかったのかもしれない。

婚活で知り合った場合、5歳以上年上の男性と知り合ってもなかなか恋愛感情がわいてこなかった。

恐らく見た目云々ではなく、私は同世代の人の方が話していて落ち着くのだと思う。環境による差はあるが、学生の頃に見聞きしたものや影響を受けたものが近かったり、社会人として過ごしてきた時間など共感し合える部分が大きいように思ったのだ。

”家族でもあり、恋人でもあり、友達でもある”

私は結婚するならそんな関係を築ける人が理想だと思っていて、結婚相談所だとどうしてもこの感覚から程遠い人にしか出会えない気がした。
他のみんなはどうだか知らないけど私はそう感じたのでそれが自分の中での答えだ。

では同年代で低収入の人ならいいのでは?と思うかもしれないが、これに関しても私は大きな感覚の違いがあった。

収入はわかりやすく価値観が出ると思っている。仕事選びの基準や生活水準などあらゆるところでズレが生じる。そうなると仮にお見合いをしたところで一緒にいる未来を想像するのは難しいだろう。お互いに。

もしかすると絶対に子供が欲しいと思っている人にとってはこんなことを言っている場合ではなく無理矢理にでもお互いが合わせるようにしないと永遠に成婚しないのかもしれない。だけど私はそもそも ”子供は絶対にほしい” という考えではなかったので完全に場違いだったのだ。

結婚相談所に登録している多くの男性は子供が欲しいという理由で登録しているので婚活界で最も年齢が重視される場所である。

”好きな人と残りの人生を一緒に楽しみたい”

それだけの理由で活動していた私は ”恋愛結婚がしたい” などと言い出すおめでたい奴なので結婚相談所に最も向いていないタイプだ。

他にも理由はあるが私が結婚相談所をやめた理由はざっくりこんなところだ。

一応アラフォー婚活についてもう少し詳しく書いている記事もあるのでもし興味のある方がいらっしゃればチラッと覗いてみてください。


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