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35歳からの婚活は本当に絶望しかないのか。

アラフォーで婚活市場に足を踏み入れると、待ち受けているのは年齢至上主義のような世界と容赦なく浴びせられる数々の辛辣な言葉。

特に結婚相談所はアラフォー女性に対して厳しくあたるところが多いのではないだろうか。厳しい現実を突きつけられて心が折れて婚活界から去っていく女性も多い。

正直、私もアラサーの頃は出会いに困らなかったのでこの状態がまだまだ続くと思っていた。でも現実はそんなに甘くなく、35歳を迎えた時に無事に100回くらい絶望することになった。

婚活パーティーを例に話すのがわかりやすいだろう。私は26歳の頃から婚活パーティーに時々参加していた。当時付き合っていた彼氏とは結婚が難しそうだったためゆるく婚活を始めた。
26歳で婚活を始めると、たいした見た目じゃなくてもモテる。はっきり言って笑っているだけでモテる。なぜなら周りは自分よりも年上の女性がほとんどだったからだ。
男性が20人参加していたら17~18人くらいからいいねがもらえて1番人気の男性とマッチングすることも難しくない。
それが32歳を過ぎた頃からマッチングせずに帰ることも出てきて、34歳で参加した時は自分が良いなと思った男性とは全然マッチングしなくなって泣きながら帰った記憶さえある。

もちろんマッチングアプリも使っていた。マッチングアプリは婚活パーティーや結婚相談所と違って希望条件に合った人と簡単に出会えるしハイスペな方々とデートしたり付き合ったりできるため「私はまだまだいけるかも」なんて思ってしまうわけだ。

そう。自分だけは大丈夫という謎の自信。
身に覚えがある方もいるのではないだろうか。

刺激的な日々を過ごして付き合っては別れを繰り返しているうちにふと気付く。

”この人たち全員結婚なんてする気ない・・・よね?”

慌てて軌道修正をして “真面目そうで良いパパになりそうな人” をやや上から目線で選び始めるのだ。

それなのに…。実際こういう人たちこそ真剣に婚活しているわけで、余裕で並行している。地味に見えるがゆえにこの人たちはきっと私のことが好きだ。自分さえOKすればいつでも付き合えるくらいに思っていた。

だが、ある日突然フェードアウトされた。

この現実を受け入れることが一番大変だったかもしれない。だが、この現実を受け入れた時から本当の意味での私の婚活は始まった。

子供が欲しいと考える男性は少しでも出産しやすい20代~30代前半をターゲットにしていることは言うまでもない。では、30代半ばを過ぎた女性にとって自分の希望に合った男性と結婚することは本当に無理なのだろうか?

私はそうは思わない。データだけを見て勝手に絶望して何も活動をしなければ結婚できないのは当たり前だが、自分に合った方法で根気強く戦略的に活動することができればアラフォーになっても「自分が納得できる相手」という意味では希望の男性と結婚できる。

実際に私は36歳から2回目の婚活をしてマッチングアプリで出会った1つ年上の男性と38歳で結婚した。

私は特別見た目が良いわけでもなく、若くもなく、実家が太いわけでもない。30歳を過ぎた頃から婚活を始めて35歳の時に1度目の結婚をして1年経たずに離婚している。そんな状態で36歳からまた婚活を再開したため当然簡単なことではなかった。

婚活には確実に結婚できる成功ノウハウなんてものは存在しないが、私は曲がりなりにもマーケターだ。ここですんなり婚活市場での攻略方法を模索することなく逃げるわけにはいかない。仮説と検証を繰り返したことによって得た経験と知見をすべて共有したいと思う。

過去に自分がどんな婚活トラップに遭遇したのかも書いておくので似たようなことが起こったらぜひ思い出して上手くトラップを回避してもらえたらと思う。

何も知らずにつらい婚活を続けるのは非常に心細いし、知っていたら避けられたであろうトラップも多い。
婚活界隈でアドバイスをしている方々は多数いるが、本当に婚活で実体験として戦ってきた人間とそうでない人間は圧倒的に “心理状態の理解” という観点で差があると個人的には思っている。

私は合コン、紹介、婚活パーティー、マッチングアプリ(8種類)、オンライン結婚相談所で活動してきたため、婚活界全体をある程度俯瞰的に見ている。

もう一度言う。35歳以降の婚活で最も大きなトラップはマッチングアプリや婚活パーティーで出会うと案外サクッと付き合うところまではいけてしまうことだ。付き合うところまでは。

少々厳しいことを書くかもしれないが、自分が実際に経験して実感したことなのでノンフィクションとして受け止めてもらえるとありがたい。

それでは、早速35歳からの婚活戦略について書いていく。

(注)絶対に結婚相談所でしか活動しない!という方は購入をオススメしません。

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