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自分軸で生きる方法を教えてください(ココロノマルシェ)

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こんばんは、情熱の国スペインに住む、海外脱出系カウンセラ-、あしべはるかです。さて今日は、*ココロノマルシェへのご相談にお返事をしたいと思います。
*(根本裕幸カウンセラ-の、カウンセラ-育成講座を卒業したお弟子たちが、皆さんからのご相談に、無料で回答するブログです)

お問い合わせ内容
自分軸で生きる方法を教えてください(Mさん)

背負っているものを降ろし、自分軸で生きる方法を教えてください。

背負っているものは父母を筆頭に家族丸ごとです。
私は三姉妹の長女で、小~中学生までは両親が寝ても覚めても怒鳴り合い殴り合いのケンカをしていました。虐待では決してなかったと思いますが、私も怒られるとボコボコにされていました。
母は結構壮絶な人生(=スーパーオカン?)で大変だった過去を持っていますし、父も自信がなく言葉や暴力で自分を大きく見せるタイプです。
でも父母の両親を思い浮かべ、あの親、あの環境だったらしょうがないよなぁって思いますが…
背負っていて一番苦しいのは、とにかく心配で仕方ないと言いますか、
嫌な思いをして欲しくないという気持ちがすごく強いです。
特に母は難聴で人との会話が難しく、でも補聴器もつけていない、見た目も普通、難聴を表すものも付けたりはしていないため、聞こえず聞き返して店員さんから横柄な態度を取られることもしばしば。
そうならないように一緒の時は通訳を頑張りますし、不穏な空気を察知したらすっ飛んでいき、母に嫌な思いをしたやつを成敗します。
家族にお金を使わせることも嫌ですし、極端に言ってしまえば、一切の不幸を排除してとにかく幸せでいて欲しい。守りたいです。
同時に、父母がもっとこういう人だったらいいのにとすごく腹が立つこともあります。家族のことが大好きなのは間違いありませんが、罪悪感や自己嫌悪にも押し潰されて苦しいです。家族を守りたいその反動なのか、家族以外は敵、ものすごくどうでもいい、所詮他人だから。と友達や彼氏には冷酷です。
このループ、もう疲れてしまいました。

Mさん、こんにちは、スペインのあしべはるかです。ご相談ありがとうございます。読んでいて、ご家族への熱い思いががひしひしと伝わって来ます。文字通り、家族を背負って、頑張って来られたんですね。ご一緒に見ていきましょうね。

まず感じたのが、ご両親の親役をやってこられたのかなあ、と。ということは両親の両方のおじいさんおばあさんも背負っている事になりますね、それは重いでしょう。壮絶な人生を送ってきた点から、お母さんの生き方を歩んでいるような気もします。そのぐらい、Mさんはお母さんが大好き、なんですね。

<私は三姉妹の長女で、小~中学生までは両親が寝ても覚めても怒鳴り合い殴り合いのケンカをしていました。虐待では決してなかったと思いますが、私も怒られるとボコボコにされていました。
母は結構壮絶な人生(=スーパーオカン?)で大変だった過去を持っていますし、父も自信がなく言葉や暴力で自分を大きく見せるタイプです。
でも父母の両親を思い浮かべ、あの親、あの環境だったらしょうがないよなぁって思いますが…

私ここまで読みすすめて思ったんです、次はご両親から離れたい、って来るのだろうな、と。。。でも私の予想は見事に裏切られました。

<背負っていて一番苦しいのは、とにかく心配で仕方ないと言いますか、
嫌な思いをして欲しくないという気持ちがすごく強いです。
特に母は難聴で人との会話が難しく、でも補聴器もつけていない、見た目も普通...聞こえず聞き返して店員さんから横柄な態度を取られることもしばしば。そうならないように一緒の時は通訳を頑張りますし、不穏な空気を察知したらすっ飛んでいき、母に嫌な思いをしたやつを成敗します。
家族にお金を使わせることも嫌ですし、極端に言ってしまえば、一切の不幸を排除してとにかく幸せでいて欲しい。守りたいです。。

自分が子ども時代、ボコボコにされたのに、恨むどころか、大人になった今、身体をはってでも、ご両親を守ろうとしている。お母さんの危機に、ス-パ-マンのように、駆けつけていますね。ここには書かれていませんが、妹さんたちのことも、きっと親代わりに面倒をみてこられたのでは、ないでしょうか。とても大きな愛を感じます。家族に傷ひとつつけたくない、全ての危険から守りたい、愛しい存在、なのでしょう。

ただ、Mさんは家族の大黒柱、またはご両親の両親役をやってきたように見えるんですね。小さい頃はともかく、大人になったのであれば、いずれ満たされない気持ちが出てくるのは、無理もない気がします。だってMさんは、ご両親の子どもで、親ではありませんから。親の姿を見て「ああ、大きくなったな、これで彼らも独り立ちしていくだろう、私はよく頑張った」とか、思う日は来ないわけですよね。そんな矛盾に、Mさんの心が気が付いて、

<同時に、父母がもっとこういう人だったらいいのにとすごく腹が立つこともあります。家族のことが大好きなのは間違いありませんが、罪悪感や自己嫌悪にも押し潰されて苦しいです。

という、感情たちが出て来るのでは、ないでしょうか?ご両親を責めても変わらないので、そうすると矛先が自分責めに向かってしまいます。いくら頑張っても、変わらないみたい、とか、私の力不足なのかしら、って。

誰が悪いとかではないんです。これって、子供の愛し方なんです、自分が犠牲になってまで、誰かを幸せにしようとする。。。Mさんは大人になっても、心の中の子どものMさんが、親を助けようとしているんですね。いくら大好きでも、こういう愛し方、愛の伝え方は、もう限界が来た、ということではないでしょうか。

<家族を守りたいその反動なのか、家族以外は敵、ものすごくどうでもいい、所詮他人だから。と友達や彼氏には冷酷です。このループ、もう疲れてしまいました。

家族が一番、になってしまうと、2番手にはどうしても、残ったエネルギ-がいくことになりますよね。お金を出させたくない、というところから、Mさんが金銭面でも面倒をみていらっしゃるのでしょうか。それって男性性が強いイメ-ジなのですよね、「家族は私が守る」も。ル-プになるのは「そろそろ人生の、次のステップに行きたいわ。彼氏(家族の事で大変だと言いつつ、ちゃんと彼氏がいるということは、女性性も非常に豊かなのだと思います)とのことも含めて、女性としての魅力をもっと輝かせたいわ」という、深層意識からのお知らせ、のような気がするのですが。Mさんはどう感じますか?

さてここでイメ-ジワ-クを紹介しますね。ご両親に親の役を返して、Mさんが大人になる、というものです。良かったらトライしてみて下さいね。(自分によりフィットする言葉が、あれば、変えて下さい)

Mさんの前に、手がもう少しで届くかな、くらいの距離に、お父さんとお母さんがいる、ってイメ-ジしてみましょう。

2人に何か言いたいこと、ありますか。
今まで言いたかったけれど、言えなかったことや、聞けなかったこと。

どうして喧嘩してたの?
なんで毎日怒鳴り合いだの、殴り合っていたの?
見たくなかったよ。耳が痛かったよ。
私子どもだったんだよ?心配だったよ。
私よりも小さな妹たちだって いたんだよ?
みんな、みんな不安だったんだよ こわかったよ
そういうこと、知ってた?
わたし、守って欲しかったんだよ

お父さんとお母さん、どんな顔をして聞いていますか

Mさんは、どんな気持ちがしますか

言いたいことを言えたかな、って思ったら、
お腹のあたりがすっきりしたら、
ご両親に、気持ち近づいて、次の言葉を言ってみて下さい。

お父さん、お母さん、ごめんなさい、
私、力尽きちゃったみたい。疲れちゃった。
私頑張ったんだよ、でももう無理。出来ません
自分に出来ることは、全部やったと思うの、許してね。
だから、お父さんとお母さんに、親の役を、返すことにします。

さらに、ご両親の目を見て、次の言葉を言ってみましょう。

お父さんとお母さんは、もう私がいなくても大丈夫です。
2人とも大人です。
2人でお互いを守っていけるよね。
喧嘩しても、一緒にいることが大切なんだよね。
それが幸せにつながるんだよね。

一息ついて、続けます。

2人ともいつまでも私のお父さんとお母さんです。
私はただの、娘に戻ります。
私は1人の娘として、お父さんとお母さんを、見守っていきます。
2人を信頼してします。どうぞ2人の人生を生きて下さい。
私は私の人生を生きます。
いつまでも、いつまでも大好きです、ありがとう
本当にありがとう

2人を抱きしめてもいいし、手をぎゅっと握ってもいいです。
頭を下げるのも、いいかもしれません。

そして2人に見守られながら、Mさんは前に向かって一人で歩いてゆきます。目の前にある白いドアを開けます、そして大人のMさんになります。上からふりそそぐ、暖かい太陽の光を全身で感じて下さい。腕を広げて、思いっきり深呼吸してみてください。Mさんはもう自由です。

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今まで家族を背負って、生きてきたMさん。とても大きな、深い愛で家族を包んで守ってこられた。その気持ちは、きっとこれからも変わらないでしょう。Mさんはきっと、バイタリティ溢れる方だと思いますので、これからはそのエネルギーを、ご家族だけではなく、彼やお友達を始めとした、Mさんを取り巻く、もっと多くの人たちに向けていくことが、出来るようになるのでは、ないでしょうか。Mさんの愛が、必要な人たちに、どうぞ届きますように。遠くから応援していますね。

お読み頂きまして、ありがとうございました。あしべはるかでした。

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