生きると死ぬ

今日は少しだけ暗いお話をしようと思います。
(いや、noteでそんな明るい内容書いてないな笑)

最近感じている事の1つで「生と死」についてというものがあります。

少し妊娠で自律神経やホルモンバランスが崩れているからかもしれません。
新たな命を体内で育てているからかもしれません。
でも、大きなきっかけになったのは仲良くしてくださっていた先輩の死でした。


前の記事にもしたように
中学生の頃から持病を意識しながら生きてきました。

だからなのかあまり自分自身の死に関して
恐怖感もほぼ無かったんです。

「生きているだけで丸儲け」や
「死ぬこと以外かすり傷」などの
名言があるように
明日死んでも後悔の無いように全力で生きていればいいんじゃないかと思っていたんです。

どうせ短命だし。と半ば諦めに似たような何かがあったのかもしれません。

妊娠が分かった時も、
妊娠出産のリスクを旦那に話しつつ
「どちらかを選ばなきゃいけない時は絶対赤ちゃんを選んでね!」と冗談交じりで話をしていました。
(もちろん。今も、どうしてもって時は赤ちゃんを優先して欲しいと思ってるんですけどね…これはどうしようもなく母になる女のエゴかも😅)

しかし

私の中で何かが変わった…
いや、変わっていた事に気がついた出来事がありました。

先日とても良くしてくれていた先輩が亡くなりました。

それはとても仲の良かった同級生がいきなり亡くなったちょうど1年後だった。

その先輩は
いつも前を向き
いつも夢を語り
いつもエンターテインメントを考えていた

そんな人だった。

どんなに自分の死を覚悟しようが
どうしても周りの死には慣れない。

その先輩も同級生も
私からすると前触れもなく、
本当に若くして私の前からいなくなってしまった。

死なんてものは本当にいきなり訪れるんだと痛感しました。
とても悲しくて、とても悔しくて
何も出来ないことがもどかしくて…

と、ふと「生」は
お腹に芽吹いた時は本当にいきなりだったけれど
本当に産まれるまでには10月10日を要する。
長いなぁと思ったんです。

産まれてくる準備は凄くさせてくれるのに
死ぬ準備はさせてくれないことがほとんど。
(病気の場合余命などもあるんだろうけどそういうことじゃなくてね。)

先日まで沢山夢を語り、未来を前向きに捉え歩んでいた人の道が突然絶たれる。

その突然さがふと恐怖に変わり、
急に自分自身の死も怖くなったのです。

まだ生きたい。
この子が成人するまでは生きなくては。

本当に心の底からそんな風に思いました。
…そんな事初めてで自分自身の感情に戸惑いました…

急に持病を抱えた中で出産する事の恐ろしさ。
愛する人たちを置いて旅立つ事への恐怖。
そんなものを感じ始めて
どうしても涙が止まらなくなりました。

子は鎹。なんて言いますが
この子は旦那との縁だけでなく
良くも悪くも私とこの世への繋がりまで強くしてしまいました。

既に自分の中の色んなものが変わっている中
死生観までこんなに大きく変わるとは思っていなかったので
今ではしっかりこの気持ちと向き合いつつ
また改めて覚悟を持って出産に臨もうと思っております☺️

まだ死ぬことはとても怖いけど
死ぬ覚悟なんて出来ないけど
生きる覚悟は前よりも出来るようになったような気がします!笑

だから少し前まで本当に
泣き続けていたのですが
今では前向きに、
絶対に母子共に健康で産んで帰ってくるぞ!
と思えるようになりました😊✨

ここまで五体満足で何不自由無く生きて来られた事に、
亡くなった時にどうしようもなく悲しく悔しいと思わせてくれるようなお付き合いをしてくれる方々が沢山いる事に、
私が死んだ時に立ち直れない程に落ち込む事が想像できる顔たちに、
お腹の中ですくすく育つ命に、
心からの感謝をもって生命の誕生に向き合ってきます!!!

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