肌で感じるセンス・オブ・ワンダー
保育士おへそのごま の保育エッセイ(26)
「肌で感じるセンス・オブ・ワンダー」
保育室の窓を開けて換気していたら、5歳児の男の子が「ねぇ!ごまちゃん!ここ(窓の上部)はあったかいのに、こっち(窓の下部)は寒いよ!なんでだろう?」って上下に手をやりながら驚いた顔で聞いてきました。
「すごいことに気がついたねぇ!」とこちらも驚き大いに感心しました。
まさに、センス・オブ・ワンダー。身近な科学。
ほんのわずかな肌感覚の違いに気づいて、そこに疑問を持つ。きっと彼にとっては大発見なのです。
「いやホントすごい発見だよ、それ。あのね、これは中学校とか高校で習うことなんだけど、実はあったかい空気は軽くて、冷たい空気は重いんだよ…」と、簡単に分かりやすく解説しましたが、周りの子たちも含めて「へぇ〜!!」と目を丸くして聞いてくれました。
大人でもこういう温度差による開口部換気の流入流出の上下差に気づかない、考えたこともない、ってひとがいるんじゃないかな?
いつもながら、子どもには驚かされます。
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