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正月ボケ

正月休み直後の三連休が明けた平日。子供達は全然起きてくれなかった。

予定よりも一時間長く惰眠を貪った子供達は、そのままダラダラと登園した。かくいう私も仕事に取り掛かろうとしながらもなかなかエンジンがかからず、眠い目を擦りながら薄らボンヤリした気分で机に向かっていた。

これを正月ボケと言わず何と言おう。


グズグズ言っても始まらないので、気合を入れる為に昼は外食に頼らず蕎麦を茹でた。…と言っても雑煮の残りを温めるだけに近いので、果たしてそれで気分が変わるのかは怪しい。それでも準備から始まって後片付けまで考えれば、頭も体もそれなりに動くだろう。

残り物処分蕎麦

結局三把の蕎麦を全て食べ切り、眠たくなってしまって気付いたら数分寝ていた。全然ダメだった。


夕方に子供達を迎えに行くと、上の子のクラスは帰りの会で「正月の思い出」を軽く発表していたらしい。何も無ければそれでも良いから何でも言ってねという雰囲気だったそうだが、上の子は迷わず「なにもなかった」と言ったらしい。

流石に何かひとつくらいあったのではないかと問われた上の子は、私と食べに行った蕎麦の話をしたそうだ。

正月と言えば正月だけれど、終わった後の軽い外出だったし、我が子にとってそこまで楽しいものでもなかったのではないかと思う。しかしそんなことよりも、イトコ達との楽しそうな時間を忘れたのか…。「年越し蕎麦のお話ですかね?よっぽど美味しかったんですね」とフォローしてくれた先生の前で、「皆でいっぱい遊んでたじゃない」と我が子に言うと「あ!そうだったー!」と照れ笑いをしながらクネクネしていた。


そんな正月ボケもまた、冬の風物詩。季節モノだと思って楽しもうじゃないか。

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