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我が子の成長促すボールプール

今日は天気が良かった。

ここのところどうも安定しない天気は、この先もグズグズし続けるようだ。この2歳児のような空模様は、2歳児自身にもストレスを与えてしまう。公園で遊ばせることも買い物に連れて行くことも難しくなる。特に土日は本格的に降りそうなので、折角の週末も家で大人しく過ごしてもらうより他ない。この情勢下なのでチビッ子にとっては窮屈で仕方ないだろう。

しかし今日は晴れていたので、家族で出掛けることにした。平日とは言え人の多い場所を避けたかったので、電車で数駅先にある複合商業施設に向かった。フードコートやアミューズメント施設もあり、上の子にとってもお気に入りの場所だ。ダイソーがあるので私も楽しめる。

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お父さんのお楽しみ

さて、今日は特に体力を使って欲しかったので今まで避けていたキッズパークへと足を踏み入れた。土日には大人も子供も入り乱れ大賑わいだが、平日の昼間はガラガラだったのだ。中に入って遊ぶことを提案すると、それまで少しご機嫌斜めだった我が子は、目を輝かせてついて来た。ついて来たどころか手続きを済ませる前に園内へ突入した。今まで見るだけで我慢していたのだろう。自分の意思をあまり強く主張しない子なので、他にも色々なことを我慢しているのかも知れない。キミは良く頑張っている。

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だから今日は思い切り遊ばせてやりたかった。やりたかったのだが私の体力にも限界がある。しかもその限界値はかなり控えめなのだ。久々に飛び込んだボールプールは思った以上に私の体力を削り続けた。

これが加齢だ。

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しかし小型の熱核融合炉である2歳児の我が子は、そんなボールプールを隅から隅まで練り歩き、何故か爆笑しながら滑り台に身を委ね、大きくてフカフカした楽しそうなブロックを積み上げていた。最早このパークの主である。

私が帰ることを告げると「ブロックしてから!」と言い、それに応じても終わりは無さそうだった。終わりが無さそうだったので「1回だけガチャガチャして帰ろうか…」という奥の手を使ったら、漸く少しだけ心を動かすことができた。

1時間前には体の使い方がわからずに登れない場所や、怖くて足を踏み出すことができないネットの上などを平気で往来することができるようになっていた。追い掛けるとフザけながら急斜面を登攀し、声を掛ければネットの上に座り込むまでに成長したのだ。子供は1時間でここまで成長する。

疲れ果てて人工芝の上に座り込むしかなかった私は、我が子がひとまず帰ることに同意してくれたことに心底ホッとした。

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流石に疲れた様子の我が子であったが、家に帰りつくとダイソーで買った戦利品を嬉々として床に並べていた。一見するとグチャグチャだが、それなりに種別分けをしながら置いているあたり、我が子の性格が滲んでいて味わい深い。

買い物に出掛けると店のかごを提げて歩くのにハマっている我が子は、手頃な大きさのかごをダイソーで買ってもらい、それに商品を詰めて嬉しそうに歩いていた。

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我が子が嬉しそうに提げていた買い物かご(再現)

やがてベビーカーに乗り込んだので、本気で疲れていたのだと思う。連れて行った甲斐があるというものだ。

おわりに

疲れた。

疲れたけどお父さんは残った仕事をしなくてはならないのだ。子供たちの成長を糧に、お父さんは頑張らなくてはならないのだ。

そして下の子の離乳食は始まったものの授乳を続けなくてはならない我が妻は、きっと私よりも疲れているのだ。実際にはそうでなかったとしても、世のお父さん方は「お母さん」を大切にしなくてはならない。私が断言できる数少ない事柄である。

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