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コネクテッドホースが提供する 記憶疾患に悩む人々のためのパワフルなプログラム

この記事は The Plaid Horse に許可を得て Connected Horse: A Powerful Program for People Affected by Memory Changesの記事を翻訳して掲載しています。

カリフォルニア州ベイエリアの認知症患者およびその介護者のための馬療法プログラムが、エビデンスに基づく取り組みの普及を目指し、全米トレーニングプログラムを発表しました。

(カリフォルニア州サクラメント) 記憶障害のある人とその介護者のための馬によるセラピープログラム「コネクテッドホース」は、北カリフォルニアとネバダ州を越えて、その範囲を拡大しつつあります。新しいコネクテッドホース・ファシリテーター・トレーニング・アカデミーは、この貴重なプログラムを地域社会に普及させたいと考える全米の個人および厩舎を対象に開講されました。このアカデミーは、個人と厩舎に詳細なトレーニングを提供することで、記憶喪失や認知症の人々と介護をするケアパートナーに馬とのつながりがもたらす治療の力を全米の地域社会にもたらします。同団体は、馬と参加者の現場での交流を導くために、エビデンスに基づく方法を用いています。この種のトレーニングプログラムとしては、全米で初めてのものです。

600万人以上のアメリカ人がアルツハイマー病と共に生きています。記憶の変化や認知症の影響を受けた人々は、しばしば、うつ病、不安、断絶感に悩まされます。喪失感、無気力、孤立感、絶望感は、介護をする配偶者、パートナー、アダルトチルドレン、友人にも共通するものです。患者本人とその介護者という主要なペアを一緒にサポートするプログラムはほとんどありません。コネクテッドホースの共同設立者であるNancy Schier Anzelmo氏(老年学修士)とPaula Hertel氏(社会福祉学修士)は、早期介入の価値と、記憶の変化を生きる人とその主要な介護者との関係をサポートすることの重要性を認識しました。

設立者は、カリフォルニア大学デービス校医学部、アルツハイマー病センター、獣医学部、馬の健康センターの研究者に加え、スタンフォード大学医学部、レッドバーン・リーダーシップ・プログラムの研究者と協力しました。2つの初期研究では、プログラムの影響について評価しました。参加者からは、社会的サポート感の増加、自己認識の向上、不安の軽減、うつ状態の軽減、睡眠の改善などが報告されました。「私たちは、北カリフォルニアとネバダ地域の人々をサポートをしてきました。彼らはまた生きていることを再実感できるようになったと言っています。」とSchier Anzelmo氏は述べます。 「彼らは、生きる力が湧き、前向きに生きれるようになった、と常に私たちに教えてくれました。」

新しいファシリテーター・トレーニング・アカデミーでは、全国から集まった人々が、それぞれのコミュニティで記憶喪失の影響を受けている人々のために、コネクテッドホースのワークショップを進行できるようにお手伝いをします。このトレーニングには、仮想セッションと対面セッションがあります。「最近のファシリテーター・トレーニング・アカデミーでは、カリフォルニア、カナダ、メキシコで高齢者のサポートをしている人たちが参加してくれました。高齢化社会に貢献する人々は、人々の生活を向上させる効果的かつ、薬に頼らない手段を切望しています。私たちのワークショップは、多くの人が認知症と診断をされてから体験する 『これからどうしよう?』と何をすべきかわからない症候群に対処し、より前向きな人生へのアプローチを活性化するのに役立ちます。」とハーテル氏は述べています。

「これはとても重要なレッスンです。」と、2017年にアルツハイマーと診断された母親と一緒にネバダ州で行われたコネクテッドホースのワークショップシリーズに参加したLeticia Metherellさんは述べています。「母の病気の進行に伴い、コミュニケーション能力が低下していく中、これらのレッスンは、常に心のつながりがあることを理解するのに役立っています。言葉による交流は、必ずしも毎回深くあるべきでも、意味を理解する必要もありません。」

このトレーニングは、2日間の現地での直接指導に先立ち、オンデマンドのバーチャルトレーニングモジュールを受講することから始まります。対面式トレーニングは、2023年3月にネバダ州ミンデンで開催される予定ですが、今後も年間を通じて発表される予定です。トレーニングには、16時間の治療的乗馬の継続教育システム、サポート教材、コーチング、評価ツール、認定の更新が含まれています。

コネクテッドホースは、貴重なワークショップに加えて、参加者が自宅で参加し、力が湧いてくるようなエクササイズやツールも提供しています。バーチャル厩舎・感覚接触キットは、認知症が進行し、ワークショップに直接参加できなくなった参加者、または自宅にてマインドフルネスを体験したり、接触したり、目的を持った活動をしたいと感じる参加者をサポートするものです。


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