端的な言葉を探して、私は黙り込んでしまった。気まずい沈黙が流れていく。
「あ、」
「暑いよねー?」
「……あ、暑いですね」
見つけた言葉を持て余して、そっとしまい込み、作り笑いを浮かべた。そうこれでいい。話の流れを遮ってしまった償いにちょうどいい。聞き逃した会話をまた探し始めた。

おそれいります。いただいたサポートは、1/3を自分の楽しみのために。1/3を家族のために。1/3を世のため人のため誰かのために。そこに1/3を上乗せして、1/3を未来の創作のために。使わせていただきます。三方一両損をイメージしながら、使わせていただきます。