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歴史的な国イラン part3

◇イラン国内の旅程◇

・2019/8/24~8/26  シーラーズ →今回はここを紹介

・2019/8/27~8/29 エスファハーン

・2019/8/30~8/31 テヘラン

テヘラン空港からシーラズは電車&バスで移動

以前は空港から市街地まではバスやタクシーが通常のルートだったようですが、電車が開通していたので電車で市街地へ向かいました。ただ本数が少ないので時間優先の方はタクシーがおススメです。イラン最終日、空港へ戻ってくる際も電車利用しようとしましたが、待ち時間がよめなかったので途中下車して乗合タクシーに切り替えました。

テヘランからシーラズの計画は「夜行列車」を利用するつもりでしたので、テヘラン駅へ行き窓口で問い合わせたら満席の回答。なので「夜行バス」に変更。テヘラン駅からタクシーでバスターミナルまで行きました。ターミナルの中は大勢のバス会社で溢れてました。選ぶ基準がわからないので人気な所は間違いない!と思い、人がいるバス会社を選んでシーラーズまで行きたい!と伝えました。三列シート希望のためVIPでお願いしました。

こんな感じのバスでした。

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バスではおやつと水が配られます。この代金もバス代に入ってます。イランって長距離バスが死ぬほどコスパ良いんです。片道911キロあるにも関わらず1,000円くらいでいけました。

翌朝シーラズに到着。ホテル探しから始めました。いつもはネットで事前に予約することが多いのですが、今回はネット検索しても全然情報がなかったので現地で宿探しから始めました。条件は駅から近くてシャワーがある部屋でした。初日は不安からバックパッカーのバイブル「地球の歩き方」の本の中から選びました。1泊1,500円くらいだったと思います。その他のエリアでも事前に予約していなくても部屋は取れました。

シーラズ 魅力的な場所一覧

① ペルセポリス遺跡

② マスジェデ・ナスィーロル・モスク(ピンクモスク)

③エラム庭園

④サーディ廟とハーフェズ廟


① 中東の三大遺跡の1つ 「ペルセポリス遺跡」

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ペルセポリスとは「ペルシア人の都」という意味だそうで、紀元前520年前頃、アケメネス朝ペルシアのダレイオス1世が都を作ったのが始まりだと言われてます。

私は歴史的建造物を訪れる時、出来るだけ当時の事をイメージしながら見るようにしています。そうやって意識すると当時の人の気持ちを感じるのか、なんだかパワーがみなぎってくるんですよね。

このペルセポリスの現地では柱だけが残っている遺跡があって、柱がまぁー高い。人と比べるとすごい差!

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紀元前の人間がどうやって建てたのか不思議です。ガイドさん曰く、当時は屋根もあってお客様を迎える場所です。との話でした。高い天井なので、さぞかし豪華絢爛だったのでしょうね。そうやって当時の事をイメージするとワクワクするので遺跡ってすごく好き。

もう一つの見どころは、この王朝がものすごい権威を振るっていたのかを表す石像の数々です。様々な地域の人が彫られているのです。ラクダを連れた人や羊を連れた人など諸外国からこの王朝へ捧げものを持ってきている様子が描かれています。

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王朝に差し出すモノや連れて歩く動物や人の服装や装備がまったく違うのでそうやってみていくのが面白かったです。

ペルセポリスへはツアーを選択しました。シーラズの町で旅行代理店を見つけて交渉しました。バスで行くツアーで午前中のコースをお願いしました。イランでは日本人に会うことはほぼなかったのですが、今回のツアーで一人の日本人男性と一緒になりました。還暦を迎えて引退したのをきっかけに初めて海外旅行。しかも中国から入って飛行機を使わずにアジア、インド等の国を電車かバスを使って旅をしているのだと教えてくれました。ガイドさんにも疑問に思った事をどんどん英語で質問していてびっくりしました。行動力と好奇心がありキラキラしてました。あんな風に年齢を重ねたいですね。勇気と夢を与えてくれた出会いに感謝です。その後FBで無事に日本に帰国されていたのを知ってものすごく安心しました。彼はまた旅にでるんだろうな。


② インスタ映えNo. 1 マスジェデ・ナスィーロル・モスク(ピンクモスク)

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女性ならぜひぜひ訪れて欲しい場所通称、ピンクモスク🕌です。ここの見所は色鮮やかなステンドグラスです。朝一から午前中までに行くのがオススメです。太陽の光がステンドグラスを通してモスク内を照らす光景がなんとも言えないくらい神秘的なのです。ステンドグラス越しの光を感じて撮影するのがオススメ。インスタ映え間違いなし!です。

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この場所に行く前に素敵な出会いもありました。ピンクモスクへは最寄り駅がないのでホテルからマップ片手に歩いていると、とても親切な青年が話しかけてくれて案内してくれることになりました。

ここから歩いて20分以上だろうと思っていたので、道案内するなら次の通りまでだろう。と安易に考えていましたがなんと最後のモスクまで案内してくれました。ここでさよならかな?と思っていたらなんとモスクの中まで案内してくれて、お祈りの仕方も教えてくれました。これは本当に貴重でした。

更に青年とは日本の若者と話す感じで盛り上がりました!笑 イランの恋愛って?結婚観って?学校は?仕事は?結婚の適齢期は?宗教観?アメリカについて?!全ての回答が意外にも日本と変わらないことでした。もっと違うイメージだったのでビックリでした。我々と似たような考えだったのが面白かったです。

百聞は一見にしかずといは言ったもんだ。面白かったので最後はお茶までしてお別れしました。彼の一言が忘れられないのですが、なんで私達を助けてくれたの?こんな遠い所まで。と聞いたら彼は「困った人がいたら助けてあげるのは当然でしょう」とさらりと言いました。日頃からそう考え、行動しているからこそ出てくる言葉なんだなぁ。と心に響く温かい言葉でした。ありがとう青年よ。

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③楽園だあ〜 エラム庭園

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イランの人々は気候が乾燥しているからでしょうか。公園や庭園でゆっくりするのが好きみたいです。皆、木陰でピックニックしたり談話したり、寝たりと各々とても穏やかで心地良い時間が流れていて旅のひと時がとても気持ちが良かったです。

エラム庭園はペルシア式庭園で、バラが有名だそうです。私が行った時は真夏だったので、バラ🌹満開でなかったです。だけど庭園内は木々が生い茂っていて噴水があってヨーロッパぽい雰囲気。かと思えば、タイルや外壁は中東の模様になっているので、ぜひ近くでじっくり見てほしいです。

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エラム庭園へは近くまで電車があったので電車と歩きでいきました。駅からは坂道になっているので暑い日は要注意です。

私たちが行ったのが夏だったので飲み物が異常に欲しくなりました。この庭園内のカフェで飲んだこちらの飲み物がまあ美味しかった↓↓💁‍♀️      ※飲みかけです、、すみません※

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黒と白の物体がカエルの卵か!?と思い頼むのを躊躇いましたが、、頼んで正解。この黒白は何かの種?!らしいです。甘くてプチプチ感もあって、、日本ではタピオカの次に流行りそうだなぁ〜!と思ってしまうくらい。ハマった私はこの旅で何度も飲んじゃいました。最後は空港でも買ってしまいました。

エラム庭園内は広いです。バラ園の場所もあれば噴水の場所、木々が生い茂っている場所、モスクもありました。至る所にベンチもあるので休憩しながら回ってみてほしいです。

④イランの詩人たち サーディ廟とハーフェズ廟

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サーディとハーフェズはイランで知らない人はいない有名で尊敬される詩人です。 それぞれの場所に彼らの棺が置いています。

サーディ廟では水路?噴水のようなものがあり、そこで子供たちが遊んでいました。その水路の奥にある建物中に棺がありました。

棺のそばに彼が書いた詩が書かれているようでした。近くに地下へ降りれる場所もあり、そこには金魚とちょっとしたカフェも併設されていました。

次にハーフェズ廟です。こちらは屋外に彼の棺が置かれていました。

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どちらも訪れたイランの人々は彼らの棺に手を当てて、話しかけていました。みんなに愛されて慕われている人たちだったんだなぁ。と思いました。

どちらもバス停が近くにありました。バスに乗る前にサーディとかハーフェズに行きたいけどこのバスであってる?と聞いておくと、運転手さんや周りの人が降りることを教えてくれました。優しかったなバスで出会った人たちも。

ちなみにバスも電車もなんですが、女性専用のエリアがあるので男性は要注意です。また年配の方への席交代などもスムーズにされていました。

バスは後方部が女性エリアでした。私は旦那さんと一緒だったので前方エリアにいましたが、誰も前方に女性が居なかったので不安でしたが特に誰からも言われませんでした。

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ここに入る前の入口前で少年が声をかけてきました。私は大の小鳥好きでもある。少年が「小鳥さん🐥が占いをしてくれる」と。すぐお願いしちゃいますよね。ほんの1秒で小鳥さんはカードを選んでくれて、カードをくれました。

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だけどアラビア語だったので意味不明だった。

多分よい事が書いているのだろう。と思う事にしました。笑

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シーラーズはゆったりしていてザ・観光地!って感じではなくて、すごく居心地が良い街でした。歴史的遺跡もあり素敵なモスクや庭園もあり。すごくお気に入りの場所となりました。

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大好きなシーラーズを後にして、夜行バスでエスファハーンに向かいました。次回はエスファハーンに関して綴ります。








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