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微熱と平熱

0316
風邪をひいた、インフルエンザが爆発的に流行っていて、それでも一応微熱でとどめて病院にいる。彼はたくさんの救援物資を届けてくれた。
ヘルプと言っていいのか迷う、援助希求の大切さがわかる職をしているというのに。

0317
出会って2度目の風邪。
1度目を日記に書いたことも覚えている。
今日は病院への送迎がついた。優しさに触れると涙が出そうになるのは歳だなと感じる。同じことを自分はできるだろうか?となにかにつけて考えることが増えた。人生は今までの蓄積である。
それにしても病院でスニーカー持ってきてくれるおばちゃんがおもしろかった。まるでコント。
動かなくちゃ面白いことっておきないな、
イライラせずに笑えてよかった、いつも神経質になりすぎるから。

0318
「無理しちゃだめだよ
微熱が1番無理できちゃうから」
部屋を出る前にきみ

0319
円卓を囲んで話す近況、展望。会話の途中で
「そういう人にやっと会えたんじゃない?」
と、言われたのが1番印象的、前向きだ

0320
「染まるよ」改めて聴く。こりゃやばい歌だ、
発表された日、中学生だった。その日は18回リピートした。覚えている、わりと鮮明にここの記憶だけある。iTunesの私の再生回数この頃一位はダントツでこの曲だった。

チャットモンチーがこの曲を出した年齢に追いついていた、というか追い抜いた。25の時の曲。
歌詞がさらに濃くなってゆく。

0321
大人になるのは悪くないと思った。やっとこれを口にできるくらいちゃんと心から思えるようになった。昔は自己暗示だったから。大人になるのは悪くないと言い聞かせていた。抗いたかった。本当は未熟なまま大人になることを。

タバコは吸わないしクラブも行かないしお酒も飲まない、痩せてもないし結婚してないしハイブランドもぶら下げてない。思ってた大人とは全く違うんだけどな。過去の私が見たらつまらない未来なのかもしれない。でも大事な人は大事なまま大人になってるから安心してね

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