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キラキラのはじめまして

小4の夏、プールの授業中。
ふと目に飛び込んできたその転校生は、キラッキラのゴーグルをつけて平泳ぎしていた。

なんだこいつ…。

そう思いながら、しばらくの間、目で追ってしまっていたのは、
たぶん、きれいなフォームでのびのびと泳いでいる姿が、あまりに大人びていて優雅だったもんだから、うっとり見惚れてしまっていたんだと思う。

これが、親友への第一印象。
となりのクラスだったけど、いつのまにか仲良くなっていた。
なにがきっかけで仲良くなったのかはわからない。

そんな親友とは、小中高とおなじ学校に通い、
ほぼ毎日会っては他愛もない話で盛り上がった。
高校卒業後はお互いちがう道に進み、いまでは年に2,3回は連絡をとりあい、運が良ければ年に1度会うくらい。

それでも会えば、いつもあっという間に小4のわたしたちに戻る。
過ごしてきた日々はいまでも色褪せずに在る。
思い出すのはいつだって、はじける笑顔の彼女。
普段はクールそうにしているけれどね、意外と頑固なところもあってそこがまた魅力的な彼女。

昔とちがって遠い場所に住んでいて、やっていることも全然ちがう。
離れていても、立場が変わっても、一緒に生きてる。


彼女という存在がわたしにとって、かけがえのない宝物。

これからもずっとね。


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