見出し画像

お初天神裏参道のお店選び その1

今回は【テナント選び】です。テナント選びにしても選ぶルールがおおまかに3つほどあり、今回はそのなかの1つの事を書きたいと思います。

その1【業態を被らせない】

ウラサンプロジェクトがはじまる少し前くらいの時、友人数人と晩ご飯をみんなで食べよう!となったことがありました。

特に食べたいものも決まっておらず、飲食街に着いてから決めようということで飲食街へ向かい、何を食べるか悩みながら歩いてるとふと隣同士が焼肉店だったり、向かい同士が焼き鳥店だったり飲食ビルに入っている居酒屋がほぼ同じような居酒屋ということに気が付きました。

明確に向かう目的店舗があった場合は、向かい同士焼肉店だったとしても自分の入りたいお店に入れたらそれで満足なんですが、まだ何も決まってない場合、焼肉食べるとしたらどっちの焼肉店がいいのか…、焼き鳥にするならどちらなのか…、というか海鮮居酒屋に行くものありじゃないか、そうしたらさっきの前通ったお店と今、目の前にあるお店どっちが…

とまさに無限回廊。

自分でもなんかわからなくなってきたし、もうなんでもええわ

という経験がありました。

現在もそうですが、飲食街というのは、一つの通りに同業態のお店が2つ、3つあることはザラにあることです。この件に関してはまた話したいと思います。

要するに、飲食街を訪れた時は、近所に2つある焼肉店でどちらにするかという不必要な悩み方をするより、肉か、魚かどちらにするかと悩んだほうがワクワクしておもしろい。肉を食べるならここの焼肉。寿司が食べたいならここの寿司屋。というような悩みを私はしたいと思ったのです。

肉ならココ!魚ならココ!

ウラサンの実例でいうと、裏参道2期の新店舗のリーシングをしていた際、あるステーキハウス業態の打診を受けました。非常に魅力的なお店でしたし、そのオーナーさんもウラサンには、まだステーキを出すような業態がないからと思いお声がけしていただきました。しかし、ウラサンには【にくや萬野】という焼肉のお店がありました。焼肉とステーキハウスは全く別物と思いでしょうが、お肉が食べたくなってウラサンに来ていただいた方には、焼肉にしようか、ステーキにしようかと悩むより萬野で食べようか、それともやっぱり来たけど寿司も気になるしお寿司のお店にしようかと大きく悩んでいただけた方が悩みがいがあるのかなと思いこのお話はお断りさせていただきました。

お初天神裏参道はガラス玉

ウラサンを大きな透明なガラス玉とすると、テナントさんは模様の色です。色がはっきりして、隣の色の差があればあるほど、そのガラス玉は綺麗になっていくと思います。このガラス玉は19色。今後また6色増えて他にない美しいビー玉になってくれると思います。

要するに

・少しでも重なる業態は置かないようにする。(焼肉とステーキハウス、中華バルと餃子バル等)

・お店の人がしっかり色を出せる環境を整える。

・お客さんに裏参道に行けばなんでもあると思わせれるほど幅広い業態を提供する。(その日は行けなくても次は行こうと思ってくれるほどのお店の強い個性)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?