女の子からお母さんへ(9)|おしゃぶり卒業と少しネントレ
おしゃぶりを始めたきっかけ
産後2週目までは、おなかがすいたときにしか泣かない子だったのに、3週目に突入する頃に突然1日中泣くようになってしまった我が子。
「魔の3週目」などといわれるのでしょうか、これはよくあることのようです。
私はこの状況にどうしても耐えられなくて、起きてる間泣き続けるなら、寝かせるしかない!と思いました。
抱っこして寝かせるスキルがなかった私は、おしゃぶりとおくるみに頼ることとなりました。
直母での授乳ができず、母乳でもミルクでも哺乳瓶を使っていたので、おしゃぶりには何の抵抗も示さず・・・
この寝かしつけスタイルはすぐに定着して、授乳の後はお昼寝というパターンになりました。
それでも泣くばっかりだけど、おしゃぶりとおくるみなしでは生活できなくなりました。
はじめから私はおしゃぶりを使うことに罪悪感を抱き続けていました。
里帰りが終わってから
里帰りが終わってから、家族3人での生活が始まりました。
環境が変わるので、これをきっかけにおしゃぶり卒業したいなと思っていましたが、そういうわけにはいきませんでした。
この頃、生後2か月になっていて、昼間の泣きが少し落ち着いてきていました。
これはネントレ動画を見て、お昼寝の重要性を知って、長い時間起きていないように気を付けるようになったことも理由かもしれません。
おしゃぶり卒業の第一歩として、起きている時間のおしゃぶりをやめて、入眠時だけ使うことにしました。
そして、この頃おくるみからは脱出することが増え、自然と卒業しました。
(正しくは、おくるみは入眠グッズとして使えなくなりました・・・)
よく泣く子?(※お昼寝の話へ脱線)
一緒にお出掛けすると、あまり泣かないので「泣かない子だね」といろんな人から言ってもらって、内心「なんて外面の良い子なんだ!ませてるんだから!」と思っていました。
もしかして、あんまり泣かない子の部類なのかも?
だんだんそう思うようになってきたのです。
でも、私が神経質になりすぎなのかもしれませんが、お昼寝はとっても大事にしていました。
だからこそニコニコしていられると思っていました。(今も思っています。)
ちょっと環境やスケジュールが変わっただけで、ぐずぐずしてしまって、ちょっと鍛えないといけないかな?と思うこともありますが、少しずつで良いよな~と自分たちの生活を守るためにもとにかくお昼寝。
刺激はないけど、このご時世外出も少なめ。
昼と夜のおしゃぶり
話が少し脱線してしまいましたが、起きている間のおしゃぶりは何とか卒業できました。
とはいえ、生後2~4か月頃の起きてる時間って、連続で1時間~1時間半。
このうち30分が授乳、残り時間でおむつ替えやおもちゃや絵本、おしゃぶりの卒業のハードルはあまり高くなかったように思います。
一方で、入眠時のおしゃぶりはどんどん手放せなくなりました。
生後3か月で既に夜間断乳できていたのですが、これにはおしゃぶりが欠かせませんでした。
里帰り中は夜間も3時間おきに授乳していましたが、これではお父さんの体がもたないということで、夜間断乳を決意。
(里帰り中は夜はおしゃぶりを使っていませんでした。←ここが卒業に大きく影響しました。)
お父さんは少しの寝息の変化でおしゃぶりが外れたことに気付いて、無意識におしゃぶりを装着する技術を身に付けてしまい、夜中に何回おしゃぶりを挿したかわからないほどになっていました。
3か月でおしゃぶりサイズアップ
おしゃぶりを卒業するには、おしゃぶりを捨てるのが一番!
これはよく聞く卒業方法です。
ということは「3か月のおしゃぶりサイズアップをせずに耐えたら自然に卒業できる・・・?」と思いましたが、夜寝られないことを考えると、卒業は先延ばしになり、SサイズからMサイズへの更新が行われてしまいました。
お出掛けのときのお守りでもあったため、念のため購入しようという気持ちでしたが、買ったその日から大活躍でした。
寝るのが苦手になってきた頃
夜中におしゃぶりを挿すことや、寝かしつけ中におしゃぶりを吹き飛ばしたりしてなかなか寝付けないことが悩みになってきました。
それに加えて4か月頃から寝返りも始まり、どんどん寝るのが苦手になっていきました・・・
そして、次のサイズアップは生後6か月です。
このサイズアップはしたくない!
今度こそ、完全卒業を目指す!
おしゃぶりを使わずに朝まで過ごすとなると、寝られなくて泣き続けることも想定して、オリンピックのある4連休を使って卒業することを決意しました。
睡眠環境の改善
まずは、それまでに「おしゃぶりなし入眠」を克服しておかないので、何とかおしゃぶりなしで寝かしつけられるよう、お昼寝から練習しました。
この頃我が子は4回のお昼寝をしていたので、1日に4回、3日で12回も練習できます。
歯も生え始めて口さみしそうにすることが増えたので、ガーゼのおくるみ(くるむのではなくかけて使う)とスポーツタオルを準備。
そして、里帰り中は真っ暗のお部屋で寝られていたことを思い出し、カーテンを遮光1級に、上の隙間はバスタオルで塞いで、お昼でも真っ暗な環境を作りました。
あとは寝たいタイミングを見計らいます。
あくびをしたり、目をこすったり、くた~っとしてきたらすぐ寝床へ。
最初は寝られなくて泣くこともありましたが、「30分以上泣き続けたらおしゃぶり」というルールで取り組んでいると、だんだんおしゃぶりなしでも寝られるように・・・!
(おしゃぶりがあっても寝ないこともありますが、これは「寝たくないマン」が発動しているとき)
ついに朝まで・・・!
4連休が来る前の週末、翌日お仕事がない日の晩に、朝までおしゃぶりなしにトライすることにしました。
・・・あっさり成功!
我が子はおしゃぶりがある方が「さっきまでしてたおしゃぶりがない!」となることがわかりました。
(違う違う、親がおしゃぶりに頼っていたことがわかりました。)
なんとオリンピックが始まるより前に、おしゃぶりを卒業することができました!
私としては、生後5か月頃から何でも口に入れ始めるので、自分でおしゃぶりを探して装着するようになると卒業がより困難になると思っていたので、本当に安堵しました。
更に、だんだん免疫が底を尽きてきて仮に体調を壊したら、安心材料のおしゃぶりの卒業は遠のいてしまうので、やり切れて良かったです。
※これはもしかしたら新生児期に真っ暗にするだけで抱っこもせず寝る、という方法をとっていたため、スムーズだったのかもしれません。(最初に教えた寝方で寝ると聞いたことがあります。)
それからのぐずり対策
おしゃぶり卒業後、寝かせるタイミングを逸したり、寝返りや歯がかゆくてグズグズすることがあります。
そういうときには、少量のミルクを新生児用の穴の小さい哺乳瓶で飲ませて寝かせたり、あまり有効ではない抱っこを長時間頑張ったりしています。
こういう苦労も赤ちゃんの時期だけの特別なキャンペーン。
我が子はまだ夜泣きもしていないし、「苦労」なんて何もないレベルです。
困っていることは体重が増えるのが早くて、抱っこが大変な時期が早く到来してしまったことぐらいです。
最近は起きてる時間が長くなってきて、お昼寝も減って、おもちゃにも飽きて、体力も余って・・・今も叫びながらどたばたしています。
我が家のネントレ事情
私たち夫婦は寝ることが大好きすぎるので、我が子にも早くセルフねんねしてほしいなという思いはずっとありました。
とはいえ、木造アパートで大号泣されるのは怖いので、ゆるゆるネントレ中です。
「寝そうだな」というときは私たちは部屋を出て、「これは長引くな」というときには隣の布団でごろごろして、寝たくないマンが発動したら遊び場へ戻したりしながら、入眠にあまり携わらないようにしています。
ここまで書いてきて、わかりました・・・
我が子、手が掛からない。
でも手が掛かる掛からないって、感じ方は人それぞれだし、兄弟がいる方はその間での差もあると思います。
何か参考になったでしょうか・・・?
おしゃぶりに思うこと
おしゃぶりの卒業で悩んでいる方、周りが「まだおしゃぶりしてても良いじゃない」とか、逆に「まだおしゃぶりしてるの?」とか言われてもやもやする方がいらっしゃると思います。
ちなみに、お出掛けのときのために、お守りとしておしゃぶりを持ち歩いています。(そろそろサイズアウトするので、本当にお守り化します。)
おしゃぶりにしても、添い乳にしても、スワルドにしても、頼りましょう!
お父さんとお母さんが心身ともに健康であってはじめて、子供にとって「良い環境」が整うと思います。
その中でも、おしゃぶりはとってもコスパの良い装備です。
(それに、おしゃぶりもぐもぐしてるところって、すっごくかわいい・・・)
もちろん無縁の方もいるし、悩んでる方もいるし、温度差は様々だと思いますが、こんな文章を書いていながらも涙が出てくるということは、私自身におしゃぶりに対する思いがあったことと、我が子の成長に複雑な気持ちを抱いているからだと思います。
また、育児のあれこれ、書き留めていきたいです。
みなさんが元気で過ごせますように。
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