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太極拳とアレクサンダーテクニーク

こんにちは!大橋しんです。アレクサンダーテクニーク教師そして理学療法士として人の体と心をふんわりさせる仕事をしています。

僕が今まで大いに時間を費やしてきたことに、太極拳があります。

他には音楽とアレクサンダーテクニーク、あと読書でしょうか。こちらnoteではいずれに関しても触れられたらいいな、と思っています。

さて、太極拳との出会いはアレクサンダーテクニークの教師養成コースでなのです。

僕の師匠の一人、ブルース・ファートマンが「体の表現・動きの理解」を学習する素材として太極拳を用いていたので、いきおい僕もすることになりました。

最初は「え〜、太極拳やるの…。あんまり興味ないんだけど」という感じでした。

それがどハマりして20年以上経ってもやってて、今は教室を主宰してますから、人生本当に分からないものです。

さて、興味がなかった理由は、表面的な伝統様式へ気分を乗せ切れなかったからなのですが、アメリカ人のブルース先生にはその傾向は皆無でした。

体のメカニズムと実際にそれをエコノミックに使うことや、内面的な充足、相手にとって脅威とならない自己表現、コミュニケーション・スキルとしての学習…

大いに魅了されました。教義に沿わなかったことも僕に合ってたんですね。

アレクサンダーテクニーク教師のトレーニングをしたアレクサンダー・アライアンスも、ブルース先生の太極拳も、経典主義ではなかったのが、自分にぴったりだったのです。

今思うと、僕は学ぶ場所をなんとか見つけてきた事に感心します。どうやって探し当てたんだろう…


さて、僕にとって今の太極拳との付き合いは、とってもシンプルです。

動きを言葉にする実験場という感じ。

ん?て感じですか?

動きって、見せても分からない時は相手の感覚的な体験に頼るしかなくなるのですが、それを呼び起こすために言葉を工夫するのです。

それが伝わるか試す場になっているのです。もうその蓄積がアレクサンダーテクニークのレッスンをするのに非常に役立つんですね!

そして、言葉を動きとして体験に変換する実験所でもある。

やっぱり、実験所なんです。

学びの場は、大いなる実験の場なんだと思います。

太極拳は色々な事を僕に教えてくれましたが、なんといっても学びとは「試してみて、どうなるか見てみる」を実践するしかない…しかない!

というわけで太極拳とはずっとお付き合いしているわけなんです。

今日はこのくらいにします!




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