こんにちは!!おおはしです!
僕は名古屋でドラム教室を運営していまして
現在は約60名ほどレッスンを行っております。
教室を運営しているとたくさんの生徒さんとも出会い
同時に色々な事情で卒業をしていく生徒さんもいます。
そんな中から台湾の生徒さん「かずさん」のお話をしようかと思います。
昨日、7か月通ってくれたかずさんが台湾帰国のために
教室を卒業しました。
最初の出会いはInstagramからの体験レッスン希望のDMでした。
その後日程合わせて体験レッスンをしたんですが独学で少しドラム経験していたので基礎的なことは普通に出来ていました。
かずさんに「どんな感じになりたいの?」と聞いてみると
「YOASOBIの群青が叩けるようになりたい!」という希望でした。
体験レッスンの段階では正直に言うと
独学だからか振り方や手順などが整理できていなくて
細かいフレーズの嵐の「群青」は
「習得まで時間がかかるな~」って印象でした。
しかし結論から言うとかずさんは
YOASOBIの群青を完璧に叩けるようになって卒業しました。
当時は
16分音符の正確さ、2,4拍のスネア、リズムの取り方などなど
改善点があったので
「僕ができるように色々サポートするけど、かずさんも頑張ろうね!」
って話して
笑顔で「頑張ります!」って言っていたのを今でも覚えています。
それから入会からの3か月は60分レッスンを月4回
4か月目~卒業までは60分レッスンを月3回
というスケジュールで進めていきました。
「もちろん」といったら失礼かもしれませんが
135というテンポで16ビートが叩くこともできない。
その上「裏拍にアクセント」があるフレーズなんてかすりもしない状態でのスタート。
誰でも最初は叩けません。
地味な練習や振り返りを繰り返して複雑なドラミングを習得していきます。
一回目のレッスンから正直言うと「地味な基礎練習」のレッスンから開始しました。
今思えば、かずさんは僕を信用してレッスンに向き合ってくれたおかげで
憧れの曲を高クオリティで習得できたんだなと思います。
時には60分ずっとメトロノームと向き合ってスティックを振り続けた
レッスンもあり、クーラーガンガンでもかずさんは汗だく。
そんなレッスンを毎月3~4回こなし
徐々にセクションをクリアし続け、6月の3回目のレッスンで完成。
あの時は僕も達成感と感動がドッと湧いてきてジーンとしましたね。
「出会ったときは全然だったのに目の前で叩けるようになっている。」
”先生”と呼ばれる人が一番うれしい瞬間ではないでしょうか。
さらにかずさんは「先生のおかげです」と言ってくれるんですよね。。
教えている仕事をやっている人はわかるかもしれませんが
「教える側」ももちろん大事ですが一番大事なのは
「本人の気持ち」なんです。
僕はサポート、アドバイスをしているだけ。
そのサポートどう受け取って、どう組み込むかは本人次第なんです。
昨日は卒業ラストのレッスンでした。
ここでは詳しい話は伏せますが
以前はドラムにあまりいい経験はなかったが
ドラムをまた叩きたいという気持ちがでて僕の教室に連絡したそうです。
そんな気持ちがあったとは知りませんでした。
最終的にドラムが楽しいものになったといってもらえたのは
嬉しかったです。
マイナスイメージだったものをプラスにできたのはそう簡単な事では無いのでそこまでの
最後にかずさんに
「10ヶ月いた日本の一番印象に残ったのはなに?」って聞いたら
京都の街並み
って言ってました
かずさんはこの10ヶ月、知床や犬山とか日本中旅行しまくっていたので
京都というのは少し意外でした。
京都の方すみません。笑
だって一面の雪景色や知床の大自然とか超非日常感ないですか?笑
かずさんいわく日本の古い町並みがよかったそうです。
確かに僕も小6で人生初の京都、奈良行ったのは衝撃的だったな~
当時、戦国武将やるろうに剣心、新選組大好きだったんで
ワクワクしたね。
10ヶ月という日本の滞在期間で
7か月ドラム教室通ってくれるなんて感謝しかありません。
ドラム教室は卒業したのでもう、"先生と生徒"という関係ではありませんが
7か月一緒にドラムに向き合った仲間ではあります。
台湾に帰ってから軍の訓練に入るそうです。
大好きな仲間がケガしないでほしいなと心から思います。
最後に写真付きの手紙もらったんですよ。
きれいな景色~
下呂温泉の写真。
いつもダラダラハイテンションでレッスンしている僕ですが
ラストレッスンは込み上げるものたくさんあってローテンションでしたね笑
ほんと良くない笑
プロなんだから変わらず仕事はやりぬかないといけないですが
僕人間だもん笑
悲しいものは悲しい!!!!!笑
Instagramは繋がっているから
今生の別れってわけではないです。SNSっていいね!!
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