創業計画|夢を形にしよう!事業コンセプトとビジネスモデルの作り方
事業コンセプトとビジネスモデルの作り方
おはようございます!
税理士の大橋弘明です。
今日は、創業したらやりたいこと、
すなわち「創業のテーマ」が決まったら、
そのテーマを実現するために、
大切なことをお話しします。
どの創業テーマも
「誰に」「何を」「どうやって」
提供するのかをしっかり考えて、
それをどうやって儲けにつなげるか、
その仕組みを作ることが大切です。
今回は、
事業コンセプトとビジネスモデルについて、
コーヒーショップを例に
具体的に見ていきましょう!
事業コンセプトを決めよう
まずは事業コンセプト。
これは簡単に言うと、
「誰に」「何を」「どのように」
提供するのかを明確にすることです。
「コーヒー愛好家に
自家焙煎による本格コーヒーを楽しんでもらう」
創業テーマに選んだAさんを例に、
事業コンセプトを見てみましょう。
誰に:コーヒー愛好家、品質にこだわる層
本格的なコーヒーを楽しみたい人
何を:厳選された自家焙煎コーヒーと専門知識
高品質なコーヒーやサービスの提供
どのように:焙煎機を店内に設置し、お客様の好みに応じて提供
コーヒーの焙煎に詳しい専門スタッフによる接客
事業コンセプトを決める上で、
「誰に」提供するかという
ターゲット顧客の設定が大切です。
ターゲット顧客を明確にすることで、
その人たちのニーズに合った
「何を」「どのように」提供するかが
より具体化されるからです。
ターゲットを絞り込むことが、
事業コンセプトを確立する上で非常に重要です。
ビジネスモデルを描いてみよう!
さて、事業コンセプトが決まったら、
次は「どうやって儲けるか」の設計図、
つまりビジネスモデルを考えていきましょう。
ビジネスモデルを描くときは、
紙の真ん中に自分のお店を描いて、
矢印を使って周りとのつながりを
書いていくのがおすすめです。
こだわりの自家焙煎カフェの場合を詳しく見てみましょう
売上を生み出す仕組み
店舗でのコーヒー提供
店舗でのケーキや焼き菓子の提供
店舗やECサイトでのコーヒー豆の販売
焙煎講座の定期開催
必要な仕入・協力先
コーヒー豆の輸入業者
焙煎機メーカー
製菓メーカー(ケーキ・焼き菓子)
使う設備・人材
高級感を感じられる店舗
焙煎機や簡易な調理設備
専門スタッフ、アルバイトスタッフ
活用するノウハウ
コーヒーの焙煎技術
コーヒー豆の知識
丁寧な接客サービス
効率的なオペレーション
儲けを生み出すポイント
高品質な商品による高単価の実現
コーヒー豆などの販売による追加売上
焙煎講座での顧客との関係構築
成功のためのポイント
良いビジネスモデルには、
以下のような特徴があります。
実行可能な仕組みであること
確実に実行できる方法を選ぶ
必要なスキルや人材が確保できる
無理のない運営ができる
独自性があること
自分の強みを活かせること
競合と差別化できること
競合に真似されにくい仕組み
継続的に改善する
お客様の声を聞いて改善する
より効率の良い方法を探す
新しい商品やサービスを追加する
金融機関に説明するために
ビジネスモデルは、
金融機関への融資相談の際に
とても重要です。
なぜなら、
あなたの事業がどうやって儲けを出すのか、
返済の見込みはあるのかを
判断する材料になるからです。
図を使って以下の点を
分かりやすく説明できるようにしましょう。
商品やサービスの流れ
お金の流れ
必要な設備や人材
仕入先や協力企業との関係
図を使って分かりやすく説明することで、
融資担当者の理解も深まります。
事業の仕組みと将来性が伝わることで、
融資が受けやすくなります。
まとめ:ビジネスの成功に向けて
ビジネスを成功させるには、
事業コンセプトと
ビジネスモデルの両方を
しっかり考えることが大切です。
まずは紙に図を描いて、
自分の事業の仕組みを整理してみましょう。
そして、その図を見ながら
家族や友人に説明してみてください。
うまく説明できない部分は、
まだ考えが足りていないところかもしれません。
上手くいかないところは、
何度も見直して
改善していきましょう。
大切なのは、
お客様に価値を提供しながら、
しっかりと儲けを出せる仕組みを
作ることができるかです。
それでは、また!