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「こんなエスニックを待っていた!」 居酒屋仕様なのにしっかり美味しいインド料理店(タラキッチン錦糸町店/錦糸町/インド料理)

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夫婦揃ってエスニック好きな私は、常々女房とこんな話をしていた。

「お高いレストラン料理ばかりじゃなくて、もっと庶民的な家庭料理に毛が生えたような料理をそこそこの値段で食べたいよね」

が、タイ料理にしてもベトナム料理にしても、基本的に割高な店ばかりで、頻繁に食べに行くにはお財布へのダメージが厳しい。

たまに価格設定の安い店があったとしても、それは極端に味のクオリティが低い「アジア系の料理なんでもやります」的な方向性だったりする訳で。
インド、ネパール、タイ、中華……と節操のないメニュー構成で、なおかつどれも料理としてイマイチっていうアレな。


ところがどっこい、錦糸町界隈をほっつき歩いていた時に見かけたこのお店。インド料理と無国籍料理を謳っており、一見すると地雷にも感じる路線なのだが、今のところここは私にとって「これなの、こういう事だったの」という存在である。


見てこの壁メニューの超絶微妙なラインナップ。

ビリヤニやチーズナン辺りは "あるある" だけれども、センターが焼き枝豆って。その周囲に配置されたポテトチーズ炒めやそば焼酎の文字列がたまらない。

これで美味しかったら最高なのだが、この路線で美味しい店ってのが滅多にないんですよ。9割が地雷なんすよ。


店自体がそう宣言しているように、「ここは居酒屋なんだ」と察知した私は、とりあえずお酒メニューからチェック。

するとなんという事でしょう、すべてが平均的に安いっていう。特にハイボールがホワイトホース、サントリー角、ジムビームとあって290円。さらにフォアローゼス、ジョニーウォーカー、IWハーパー、ジャックダニエルだと320円。

天国かこのやろう。


お料理のグランドメニューを確認すると、カレーやインド料理っぽい物より先に叩きキュウリにもろきゅうと来て、生春巻きやナムルが続くという迷走スタイル。

そうかと思うとマサラパパドやモモ、アヒージョなどもあり、本当に無国籍路線なんだなと。


肝心のカレーはどうなっているかというと、カレー単品だとごく普通の価格だが、3種4種とカレーソースを選べるセットがあり、客の満足度を高めようという研究の後が見られる。

また、カレーの種類も思ったよりも色々とあるのだが、この手の店で美味しいカレーに出会った事がないので、この時点では疑いの目で見ていた。


ビリヤニスキーとしては、常時999円で出してくれている点に好感度アップ。問題が美味しいかどうかなんだが。


「インド料理店」としての印象がちょっと良くなったのは、この粉ものコーナーのラインナップを見てから。

ナンがデザート系も含めて色々とあるのも面白いが、注目すべきはパトゥーラ、ロティ、チャパティ、パラッタが常備されているところである。

これはもしかするともしかするのではないだろうか。


「おや?」という予感を胸に、とりあえずメニューを肴にビールをいただく。何だかんだこの時間が一番幸せかもしれん。

あんこチーズナン、超気になるなあ……。

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