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桜の名所板橋で息子と2人お花見デート

せっかくのお天気だったので、平日に息子を連れてお花見デートをしてみた。

私は毎年桜の時期になると、生まれ故郷である板橋区の桜を見に行くと決めているのだが、あいにく昨年はコロナのせいで満足に花見もできず。
今年も状況は変わらないが、「密になりさえしなければいいんだろ」と解釈し、電車も避け、わざわざ墨田区から板橋区までママチャリで疾走。

ありがとうアシスト機能。

で、この墨田区から板橋区へというママチャリ小旅行は息子も大好きで、過去に何度も経験しているため、今ではすっかりルート上の「ここが楽しい」「ここが美味しい」という情報が頭に入っていやがる。

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特にお気に召しているのが巣鴨のとげぬき地蔵商店街。ここの行きつけの和菓子屋で草餅とみたらしと塩大福を買い込むのがデフォ。そして有名な老舗のパン屋さんでこしあんぱんとクリームパン。

もはや砂糖の塊を齧っているも同然だが、たまのハレの日だから許す。

そして土地勘のないひとにとってはちんぷんかんぷんだと思うが、この地蔵通りを直進すると、北区滝野川を通過し、あっという間に板橋区に着く。この通りは旧中山道であり、板橋は旧中山道の宿場町という事で、現在の自動車が走る前提の中山道よりも、だいぶショートカットになるようだ。

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滝野川を過ぎると、すぐにJR板橋駅前のロータリーに到着するのだが、ここは最近になって大工事が始まり、明治時代の開業時から殆ど変わっていなかった駅舎が取り壊され、近代的な駅ビルが建設されている真っ最中。

今だけだと思うが、池袋のごみ焼却施設の煙突が真正面に見え、やたらと空が広い。あの懐かしい駅舎は惜しくもあるけれど、新しい姿がどういう物になるのかも興味深い。色々と不便もあった駅なので、利便性が高まるといいねえ。

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とかなんとか言っている内に、遊座大山商店街に着いたで!

ここはコロナ禍以前からテイクアウト天国であり、花見の時期ともなれば、まずここで食料を買い貯めるというのが大山っ子の嗜み。

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ここ数年のイチオシは、なんと言っても高野の肉まん。1個380円と肉まんとしては超お高いのだけれど、食べてみればその理由が分かる。私はこの380円の肉まんは破格だと思う。

腕利きの点心師が本気で作っている肉まんなので、贈答品にも最高だぞ。

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続いて昔から『板橋のいっぴん』という板橋区の名物に認定されている、『タコスマイル』さんでもお買い物。本当はここのタコライスが大好きなんだけれど、今回はお花見ですし、息子とつまめる物の方が良いかなと思い、ナチョスを選んでみた。

他にも、タコスマイルのすぐ近くにある昔ながらの餃子専門店『富珍餃子』でも焼き餃子を購入。この餃子もえらい美味しく、そして激安なのでオススメ。何度も値上がりをしているのだが、それでも大ぶり餃子が10個350円という意味の分からない価格設定。じゃあ元はいくらだったんだという話だ。

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大山名物のテイクアウト品を買い込み、ついでに激安スーパーでお馴染みのBIG-A本社でお酒を買い込み、一路桜の名所へ。今回は東武東上線の大山駅付近から中板橋駅方面に抜けて、石神井川沿いの桜並木を見つつ、帝京病院の方まで東進してみる。

この中板橋~仲宿~加賀の石神井川沿いこそ、板橋区が誇る桜の名所で、何kmにも渡って桜が植えられている。写真を見れば分かるように、それ相応の密度で花が咲いているのだが、他の土地では考えられないほど雑に、適当に、お花見が楽しめてしまう。

ただ、道端にブルーシートを敷いて宴会を始めるのは流石にNGなので、腰をおろしたいという人は川沿いの公園や緑地帯を目指そう。

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板橋の地名の由来になったとされる "板橋" から撮影。今年はもうお花見タイミングとしてはギリギリで、だいぶ緑が多くなってしまっている。
この日はまだ満開と言える状態だったけど、土日は難しいだろうなあ。週明けには完全に葉桜になっていそう。

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板橋を超えてさらに東に進む。この桜並木は本当に延々と続いており、直線に直すと鉄道駅で3駅分くらいの長さになると思われる。その区間にこれだけの密度で桜が植えられているのだが、知名度がイマイチないのが不思議。

お陰で地元民は毎年ライバルを気にせず花見が出来るのだけれども……。

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保護柵など何もなく、桜との距離がとても近いので、こんなアップ写真も撮り放題。こういう雑さと適当さが板橋区の魅力である。

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元芸能記者、元AV監督などなど流浪の人生を送るフリーライター荒井禎雄が、時事ネタ・地域批評・グルメなど様々なジャンルの記事を書いています。…

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