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「エスニックの街」小岩で念願のビリヤニを食す(ビリヤニハウス/小岩/インド料理)

人生の中で、どうしてもピンポイントで「アレ」を食べないとお腹も頭も満足しないって時があるよね。

オレ様の場合、中途半端にエスニック好きなもので、定期的に「カオパットじゃないと」だの「ナシゴレンじゃないと」だの、炭水化物メニューを中心に「どうしてもアレじゃないと」という禁断症状が起きるのだが、中でも特に頻度が高いのが

『ビリヤニ』

である。

もうね、コイツだけは代替品が無さ過ぎるの。炒飯でも炊き込みご飯でも代わりにならないの。ビリヤニはビリヤニでしか心も身体も満たせないの!

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という訳で、そんな禁断症状が起きてしまったある日のランチタイムに、かねてから気になっていた小岩のインド料理屋さんに、家族3人で訪れてみた。

場所は小岩駅から徒歩数分。南側の小岩中央通りという商店街(飲食店&風俗街)をまっすぐ歩くだけなのだが、小岩駅周辺は「道の殆どが商店街」という凄まじい土地なので、くれぐれも地図をよく確認して歩くこと。

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例えば、南側にはフラワーロードや昭和通りといった長く続く商店街があるのだけれど、間違ってもそっちに入り込まないように注意。まずはドンキ(ピカソ)を探すのが良い目印になると思う。

「小岩地蔵中央通り」とか「五番街」という看板が出ている道が正解ルートで、この通りの特徴としては、小岩の数ある商店街の中で、最もヤクザ管理の物件がひしめき合っていそうな、ヤバ目のオーラを醸し出している点だ。

なんだか余計な事を言ったクサイ。

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何はともあれ、この店の評判は前々から知人達から聞いていたので、どんなに素晴らしいインド料理屋さんなんだろうと期待して入店したところ、通されたのは掘りごたつ式の座敷っていう。

いいよいいよ~、むしろインド料理屋っぽいよ~。

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ランチタイムだからかセットメニューが中心になっており、どう考えても安い。安いっていうか、メニュー名と写真から予想するに、激安と言っていいレベルである。

1,000円を超えているので額面としてはそれなりだけれども、インド料理慣れしていて「何が出て来るか」が分かるひとならば、冗談みたいな金額だと感じるはず。

後は量の問題かなあ。写真を見る限り、それなりの量が出て来そうなので、ドーサのセットとビリヤニセットを頼んで、それを3人でシェアするか……と家長であるオレ様が決めたところで異を唱える不届き者が!

「ボク、ゼッタイにナンたべる!どーさ?とかいらない!ナンがいい!」

まさかの家長を超える権力者が現れた。

必死に「でもね、このドーサも美味しいんだよ?お父さんとお母さんは、どうしてもビリヤニとドーサが食べたいから、今日は我慢しt」

「ゼッタイヤダ!」

親の教育のせいか、中途半端にエスニック慣れしてしまっている息子は、ナンがとても美味しい物だと知っているためガンとして譲らず。仕方なく、息子でも食べられそうなバターチキンカレーとナンを注文してやった。

もしこれで想像通りの量が出て来たらどうしよう……。
さすがの大飯喰らいのオレでも1日終わるけど……。

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