我が家の「悲しみの38度線」を巣鴨に見た
巣鴨(庚申塚駅)の銭湯がリニューアルし、サウナーを中心に非常に評判がいいという話を聞きつけ、息子を連れて様子を見に行ってみた。
板橋に住んでいた頃は庚申塚の辺りなんて自転車……、なんだったら徒歩でも行ける場所だったのに、墨田区民となった今では秋葉原に出て京浜東北線で王子まで行き、そこからチンチン電車に乗り換えるという面倒なルートしかなく……。
しかも息子は幼稚園の頃までは都電に乗せると大喜びしてくれたのに、今では何の興味もないらしく、「スイッチ持ってくればよかった」などと不平不満の雨あられ。
周りの人間がよく言う「子育てが落ち着くとまた赤ちゃん欲しくなるよ」という言葉の意味がやっと理解できた。あの天使ちゃんは今どこに。
そんなモヤモヤを抱えつつお目当ての 『巣鴨湯』 まで行ってみると、なんと待ち客が列んでいるではありませんか。
ここまで来て諦めて帰るという選択肢はないので、仕方なく待つかと覚悟を決めたのだが、目安の時間が知りたくて店員さんに「どれくらい待ちます?」と聞いてみたところ「サウナに入らないならすぐ入れますよ」とのこと。
どうも列を作っていたのはサウナ待ちのお客さんだけだったみたい!
無事に浴場に入ってみると、なんと床が畳敷き。これなら子供がすっ転んでもノーダメージ。お湯は温度帯がバラバラで、やたらキンキンに感じる水風呂があり、その隣には30度を少し超えるくらいの超ぬる湯。他は40度程度のジェットバスや電気風呂があり、外には熱め(43度くらい?)の露天風呂も用意されていた。
さらに、露天風呂の外側には広めの整いスペースがあり、サウナに入らずとも充分に楽しめる内容になっていた。
サウナの方は20分に1回オートロウリュがあったり、男女で微妙に設備が違ったりとこだわりがある模様。
評判通りの素晴らしい銭湯でございました。
さて、銭湯を後にした我々は、せっかくなので巣鴨の商店街を歩いてみることに。しばらく来ていなかったので、何か新しいお店が増えていたりするんじゃなかろうか。
皆様からの金銭サポートがあると、子育てに追われる哀れなオッサンの生活がいくらか楽になると思わせておいて、息子の玩具やお菓子や遊園地代で殆ど溶けます。