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「ファシズムか人類補完計画か」共産党が『多様性の統一』と大本営発表

共産党が正体を現した!

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共産党が、党が発行するアジビラ(悪意たっぷりの表現)である赤旗のWEB版に、何とも恐ろしい文字列を踊らせてしまって話題になっている。

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この文字列には心底びっくりした。

実は共産党というのは、過去には「表現の自由は何があっても守るべし」という姿勢だったのだが、ここ何ヶ月かで「あれ???」と思う事案が相次ぎ、遂には『多様性の統一』である。やっべどうしよう時はまさに群雄割拠の戦国時代。天下布武的な感じ?それとも悲しみの38度線、悲願の民族統一的なほう?

そんな具合に錯乱してしまうほどこの『多様性の統一』という言葉はやばい。共産党パイセン、マジはんぱねえ。語彙も日本語力も崩壊するほどの打撃力である。

この言葉があまりに強烈過ぎて、SNSなどを見回すと昔の共産党を知る人々や現役党員達の断末魔の叫びが聞こえてくるのだが、本当にどうしてこうなってしまったんだろう……。

今年3月にnoteにこんな記事をアップしたんだけれども、この頃にはすでに党全体が何らかの偏った思想に汚染されていたんだろうなと思う。

この記事のメインテーマには『多様性の統一』を据えたけれども、党としてコミケを焼こうとしている事が発覚したり(後述)と、何だかもう言葉もないというのが正直なところである。

実は『多様性の統一』という言葉自体は悪くない

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ではまず、本稿のメインテーマである『多様性の統一』という文字列について述べたい。

そもそもの話になるが、"多様性" と "統一" という単語は反する意味を持っているように思えるはず。多様性とは様々な価値観を認めるということ。それに対して統一にはひとつにまとめるという意味があるため、「ファシズムか!」といった声が挙がっているものと思われる。

だが、統一という言葉には「組織としてひとつにまとめる」という意味があり、好意的に解釈するならば『多種多様な価値観を持った者同士が団結する』という意味合いにも受け取れる。

現に上の赤旗を読むと志位委員長も実際にそのような発言をしているため、共産党が本来言いたい事はそっちなのかなと思えなくもない。

志位氏は「野党はそれぞれ異なるところもありますが、互いによく理解し合い、リスペクトして、一致点で協力することが一番強い。それが多様性の統一です。多様性の統一で新しい政権をつくろう」と呼びかけ、「あなたの1票で政治は変えられる。政権交代を始めよう」と力強く訴えました。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-10-24/2021102401_01_0.html

ところが、昔の共産党ならまだしも「今の共産党がこれを言った」と考えた場合に、志位委員長の言う通りの意味には聞こえない訳で。

今現在の共産党は明らかに表現の自由、言論の自由を否定する立場にあるため、そんな政党が『多様性の統一』なんて言った日には、「曲解の方が正解」という受け取られ方しかしなくて当たり前である。

という訳で共産党が表現の自由を認めていないという具体例を出そうと思ったのだが、色々とあり過ぎて長くなるので、ここでは先述したコミケうんぬんの話を取り上げようと思う。

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