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依存症について思うこと

今結構。。ギャンブル依存症は話題になることが多いのではないでしょうか。。

数ある依存症の中でも
私はギャンブル依存症ほど嘘を重ね
発覚が難しく、
信じようとするまわりを裏切る心の病気はないのではないかな。。って思います。
否認の病と言われるほど
認めることができずに、自分でなんとかできると思い込み、嘘に嘘を重ねて
最後は何が嘘で何が本当なのかわからなくなってしまう。。。。

私の元旦那さんもギャンブル依存症でしたから。。
依存症の人の気持ちはかなり調べて学びましたし、
被害者であるお金を無心されたり盗まれたりした人のショックが大きいというのもその身で感じてきました。。

ギャンブル依存症になる人というのは
人生の中でギャンブルで『勝ったことがある』ことで、ドーパミンで思考がおかしくなる病気ですかね。
元旦那さんも『初めての大勝ちは10代の頃で次のバイト代よりも多い勝ちを経験した』と言っていました。。

怖いことに。。その日から10年以上も経っている時に、まるで昨日のことのようにイキイキと話すんだなぁ。。って感じたことを思い出します。

ギャンブル依存症の人って、たくさん借金しても『なんとかなる』と信じているのですよね。
『1発大きく勝てばなんとかなる』って。
他責思考で、責任が自分にない状態だと思います


私の元旦那さんも『財布からお金を取るのをやめて欲しい』という私に『勝って返せばチャラだ』と言いましたから。

確かにお金の数字の面では勝って返せば
変わってないようにみえるかもしれない。

でも寝ている間や目を離した隙に財布から生活費を抜く人間が近くにいるという事実は
信頼を失うもので、
チャラどころか取り返しのつかない不信感なわけです。

でも依存症にまでなってしまった脳は
シワシワにしぼんだ野菜のようにみずみずしくハリのある状態には戻らないんだと悲しく思います。。

依存症にはかなりの種類があると思っています

薬物、ギャンブル、アルコール
買い物、タバコ、恋愛、
自分が素晴らしい人間だと立場に依存する人もいますし。。
理想に依存する人もいますし

物理的なものや、精神的なものなど
様々なところに『依存』は隠れていて
周りの人や自分自身を壊していく。。

悲しい末路になっていくような気がします。

薬物やアルコールは体もボロボロになるでしょうし挙動もおかしくなりそうなので
嘘をつきづけるのは大変ですが

ギャンブルは至って健康なので
人の良心すらも餌食にしながら
嘘をついては欲を満たし依存を続けてしまうイメージです。
ギャンブルの依存が発覚するときはだいたい
巨額の借金をあちこちからしていて
自分の力じゃどうにもならなくなった時なんですけど。。
そんな状態でも借金の額など嘘をつきます。。

なぜならその借金がギャンブルをする理由になるから。。
この言葉。。はじめて聞いた時は何それ?って理解が追いつかなかったんですけど。。

『借金を返すために!ギャンブルをしなくちゃいけない!自分は勝たなきゃいけないんだ!
借金を返して真っ当に生きるために
1発当てる!!』っていう正義の心を持つらしく。。。
どんなに追い詰められても
少しの借金を残す。。という不可解なことをするようになるのです。。


周りの人は傷つきますよね。
だって。。信じたいんですから。
本当はそんな人じゃないとか
ギャンブルさえしなかったらいい人なのに。。
と思いたいし信じたいんです。。(共依存)

相手を信じたい人と、相手に嘘ついてでも依存したい人。
もはや騙され放題ですし
傷つき放題やられます。。


家族や信頼をしてる人ほど
その裏の顔を見破るのは
難しいと思います。

どんな依存症も、自覚がまず大事なんですけど。。

『もうやめます!絶対手を出しません』って言葉は大体嘘なんですよね。
自分の力でなんとかなると思ってるうちは
『やめられる』という認識なんです。。

でもちゃんと真っ当に生きる覚悟があったら
実際依存症を深くまで知り、自分を知った人は、『やめられないかもしれないけど
『今日手を出さない』を今するしかない』という気持ちを毎日持てる人なんです。

きっと私の元旦那さんは
今でもどこかで誰かのスネをかじり、
ギャンブルをしてるんじゃないですかね。。

1発大当たりを夢見て。。
家族を失い、
子どもたちの成長を楽しむ時間を失い、
1発大当たりで自分は幸せになれる!
人生を取り返せる!と希望を胸に抱きしめて
どこかで一発逆転の人生を頭の中で描いてるんでしょうね。。

それが依存症の怖さだと思います。


ギャンブルじゃなくても。。
地位や名誉、自分の生き方の理想に囚われて
素朴な日常を捨て、
特別な自分を演出して。。
人生のどこかで何かでのし上がる自分を夢見て。。

目の前の愛に寄り添ったり、
大切な時間を過ごすことを
やめてしまう。。

生きることが現実逃避になることが
依存症の状態かなって思います。


一瞬の快楽、
一瞬の期待、
一瞬の妄想のために、
大切なものを全て蹴散らしてしまう。。

それでも本人はどこか、他人事で
他責思考だったりすると思います。

なんとかなると思ってるんですよね。

失ったのがお金の話なら
一生かければなんとかなる日も来るかもしれませんが。。

人の心なら二度と信頼は戻らないんです。

何かに依存してる人って。。
これをしっかり理解してない気がします。


旦那さんが消えて10数年。。
娘たちとは旅行に行ったり、映画を見たり
お散歩したり、美味しいスイーツを食べに行ったり、記念日には焼肉を食べに行ったり
私たちの時間は思い出で色鮮やかですが。。

その中に自分の姿はないのですから。。
蒸発という形で子どもを捨て、
今でも一発逆転の思考で生きていると思うと
とても悲しい病だなぁと思います。。

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