見出し画像

上司は嫌われてなんぼ

福祉事業所の所長をしていました。

職員に対して、利用者さんにいいサービスを提供できる人材、法人の未来を担う人材になるように、また、よしんば転職したとしても転職先でもやっていけるような社会人になるようにと、厳しいことをたくさん言ってきました。

また、他部署への言いにくいことは自分がはっきり言うようにしていました。相手が理事長であっても。

管理職が初めてだったので、最初の頃は利用者さんにいい支援がしたくて、職員をとにもかくにも叱っていました。3年くらいして人は育ってくるということを実感してからは、待てるようになったし、タイミングや言い方にも気を付けるようになりました。

それでも、「上司は嫌われてなんぼ」と必要なことを伝えるように心がけてきました。もともと怒りっぽいですし(笑)職員が他の職員に「そんなこと言ったら藤原さんに怒られるよ」とか「藤原さんがこう言っているからこうしてください」とか自分が言いにくいことを言う時の口実にも使われていたようです(笑)

そんなことだから、みんなからは嫌がられているんだろうなと思っていました。辞める時にたくさんの方から寄せ書きと個人メッセージをいただきました。同じ部署になったことのない方からもいただき、120人程の職員のうち40人ちょっとの方からメッセージをいただけたのは、我ながらびっくり。「上司は嫌われてなんぼ」と頑張って来たけど、認めてもらえるのはやっぱり嬉しいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?